学校給食の牛乳~追記あり
バター不足は酪農政策のツケが消費者に回ってきた格好だ、という記事がありました。
まあ、今後のために政策を批判することは必要なのですが、せっかくの現状、これをある私の以前からの政策実現のバネとして生かしたいと心から望んでいます。
それは、実質的に学校給食に強制的にほぼ毎日牛乳が供給されている現状を見直してはどうか、という話です。
そもそもバター不足の原因は牛乳消費が低迷し、酪農家は農水省の指導で牛乳を減産してきた、というところにあるのですが、今の需要を支えているのが学校給食です。
牛乳は単価が高く、給食費の大きなウエイトを占めています。
しかも、牛乳については従来思われていたのとは異なった説がいろいろと出てきています。
たとえば、アレルギーの原因ではないかという研究成果が国内外であります。さらに、驚くべきことに牛乳のカルシウムはほとんど吸収されない、という研究成果もあるなど、給食で毎回牛乳をメニューに載せること自体を疑問視すべき時期に来ている、と私は思っています。もちろん、これらの説が一方的に正しいとは思いませんが、そういう意見もあるということは意識しておくべきではないかと思います。
数千年かけて適応してきた欧米人はともかく、醍醐天皇の時代が終わって以来、一旦酪農が廃れた日本の人々には牛乳は腸の負担から考えてもきついのかもしれません。。腹をこわす人が多いことからも、牛乳が万人向けの万能食という今までの常識は多少疑うべき時期に来ているのではないかと感じています。
乳幼児を除く日本人は牛乳を吸収できないということも言われています。
(くれぐれも申し上げますが、私の説ではなく、多数の書籍や論文があるのです。)
もっとも、栄養士や一般の人々の牛乳信仰は根強く、私が議会で牛乳は回数を減らすように、と提言したところ、「カルシウムはどうするんだ!」という大声での野次を受けたこともあります。
ただ、いろいろな研究成果を見ているとそろそろ全面的な見直しが必要なのではないかと私は思っています。
何より、日本古来の食事に牛乳はそぐわないものです。今流行の
追記:私は牛乳を毎日出すのはいかがなものか、ということを申し上げたかっただけです。誤解なきようよろしくお願い申し上げます。
食育の観点からも、これはいえます。学校給食に毎回牛乳を出さなければならない、という呪縛はそろそろやめにしたいものです。