入札で改善点!
去年に一回一般質問したことなのですが、和光市で、入札(議会で契約否決後の再入札)の落札候補予定者が一社しか出ず、しかも落札候補となる前に落札を辞退する事件がありました。(結果的に、この入札は成立せず、和光市は今年度に事業を繰り延べることとなった。)
この辞退者の辞退理由は計算が間違っていたということでした。
実は、入札で計算間違いは多々あります。
ただ、信用を重視すれば、多少安くても仕事はする、というのがこれまでの通例。
ある知り合いの元談合業者は「一桁間違っても泣きながらだけどやった。商売は信用だから」と証言してくましれた。
なので、この事件はものすごく不可解なのです(いくらでも想像はできますが・・・)。
実は落札者が辞退すると、10%の違約金が取れのです(会計検査院によると、それでも取らない自治体があり、困ったことなのですが・・・)。しかし、この事件に関する市の見解は「落札者どころか予定者ですらないのでカネは取れません」とのこと。
確かに微妙。
議会の議決を経て正式契約後なら、100%近く取れる。
議会の議決前でも仮契約後なら取れるかもしれない。
でも、その前段階なんですよ。
そういう入札制度にはなっていないわけです。
結局、制度を変えるのが処方箋だと思います。 何しろこういうケースは今後もあると思われますし、和光市には入札のやり直しなど実害も出ました。
実は前回の一般質問では、このケースの処分=停止、というイメージだったが、そこの根本が甘かった気がします。金銭的なペナルティとは言いましたが、具体的な突っ込みは出来ずでした。
自分の一般質問を更に掘り下げるというと聞こえはいいけれど、前回の突っ込み不足を補う質問を6月にやる予定です。
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税理士で元和光市議の石川淳一さんとの共著です。
純然たる商業出版ですので売れないと次の本が出せません(笑。
応援のほどよろしくお願い申し上げます。