議会改革の途中経過 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

議会改革の途中経過

昨年9月のエントリー で和光市議会でも議会改革の取り組みが始まった、とお話しました。

各会派から持ち寄られた50以上の改革メニューを事務局が整理し、その整理順に議会運営委員会で検討しています。

今日はその議会改革の議会運営委員会。午前中、「議会だより」の検討後に審議しました。結果、今日までで33(重複あり)の改革メニューを検討しました。

完全に否定されたもの以外を挙げると、(私の解釈では)下記のようになります。

(なお、このエントリーを根拠に議会事務局に問い合わせをしていただいても、答えてくれないと思います。あくまで、私の個人的な情報提供です。)

なお、私たち「新しい風」の提案した事項は青くしてあります(別の会派との重複分も含む)。


・常任委員会の相互傍聴ができるように日程の見直し→とりあえず否定しないが当面ペンディング(先送り)


・議長が委員会で賛否を明らかにしないこと→自身はその方向で行くと現議長が発言


・委員会での自由討議→継続して検討


・議事録の早期提供→事務局でコストなど検討


・議員間の議論→継続して検討


・傍聴者への資料配布→出すことになっているはず。現状は一冊のみだが、なるべく資料を出すようにする


・議会報告会など議会として市民の意見を聞く場を設ける→試行する方向

・夜間、土曜議会→来年3月定例会で試行を検討


・議会のインターネット中継、ネットへの録画の提供→不規則発言の問題もあるのでリアルタイムはまずいが、コストデータを集めた上で、再度前向きに検討

・議会内のLAN設置とPCの持込→議会のネット環境は整備が必要と認識(代表者会議で検討)。PC持込は議場は事例がないしまずいが、委員会については他市事例を見ながら検討


・議決事項の追加→基本計画などの計画類は議決事項とする方向で更に検討。入札の議決については下限金額を下げることは地方自治法施行令121条の2で否定されていると考えるべきではないか、という意見が出、やらない方向になりそう


ということで、あいまいな表現が多いのですが、いくつかは具体的になっていくと思います。

また、いま、全国的なトレンドになりつつある議会基本条例の検討についても後々話し合うのですが、今日はかなり積極的な話になりました。

議会改革については私は「変えなきゃ議会 」というキャンペーンに参加しています。

これは、「市民と議員の条例づくり会議 」が提示する改革メニューを実現するために行動します、という誓約をしてキャンペーンに参加するものです。

議員の方はぜひ、ご参加いただきたいし、市民は選挙が近い地域では、このキャンペーンへの参加を候補者の働きかけてください。


私たちの会派が提案したメニューもこのキャンペーンに準じたものです。

別の言い方をすると私の公約に会派の議員をつき合わせたような気もしないではないのですが、他の議員も結果的には喜んで同意してくれたので、ものすごく心強く思っています。条例づくり会議の先日のイベントではなんと、会派全員が集結。すばらしい!


なお、条例づくり市民会議は今年の春から継続的な組織に衣替えしました。

(すみません、実は今日、運営委員会なのですが、風邪で死にそうなので欠席しているところです。罪滅ぼしにリンクを貼りますので皆さん、ぜひ見てみてください!)