3月定例会終了。20年度予算など、市提出のすべての議案を可決 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

3月定例会終了。20年度予算など、市提出のすべての議案を可決

全議案を可決して20年3月定例会が終わりました。

最終日の本日は午前中にすべて終わりです。


1つ議員提出の意見書の議案に反対したので、背景をご説明しておきます。

今回の「消費税増税のストップを求める議案」は確かに消費税を増やすなという中身で、増税に反対する、という主張をしている私としてはできれば賛成したいところでした。

しかし、この意見書には消費税の増税には反対だが、大企業とお金持ちからは搾り取れ、という趣旨のことが書かれています。

よって、残念ながら反対しました。(増税反対に絞れば賛成するよ、と提案者には申し上げたんですが・・・)


私は多数決で少数者の権利を制限することは「できるだけ控えるべき」であると思っています。

それは相手が「お金持ち」でも「大企業」でも同じです。

ドイツのナチはまさに、ユダヤ人相手にこれをやったのです。

もちろん、「お金持ち」や「大企業」には社会的な責任があります。

だから、お金持ちの一部は寄付を行い、あるいは大企業は社会貢献をうたいます。

ただ、混同してはならないのは責任と義務です。

責任とは自ら進んで果たすもの。

義務は人を強制的に動かすものです。


自由な社会では人は責任で動きます。そして、責任を果たすことで人は満足し、社会は経済的にも栄えます。


一方で人を義務で縛ると、人は抜け道を考え、制度を出し抜いて楽をしようとします。その結果がどうなったかというとソ連の崩壊です。

あるいは、アメリカやソ連での禁酒法の失敗です。


金持ちからたくさんふんだくって、福祉の充実を、というのは耳障りはいいですが、絶対に利権に繋がります。


人が進んで人に優しくなる和光市、埼玉県、そんな未来を私は目指したいですね。

人をがんじがらめにするゲシュタポ社会はイヤです。