市内公共施設の使用料に関する意見書を提出
24日、会派「新しい風」として、公共施設の使用料に関する意見書を提出しました。
これは、先般から市内では一番大きな話題になっている使用料の料金体系の変更(どちらかというと値上げ)について、議会の意見取りまとめやパブリックコメント等の締め切りは過ぎているものの、会派としてその後、担当に明確に伝達したい事項がいくつか出てきたために、イレギュラーな形ではありますが、提出したものです。
そのため、一般的には市長宛に「要望書」としてお渡しするところ、企画部長あてに「意見」としてお渡ししました。また、直接の答弁は求めず必要なら、定例議会で質疑することにしました。
下記に内容を示します。
概ね、私が先日のエントリーで示したものがベースになっていますが、会派の各議員の意見を踏まえて、変更があります。
「 平成20年1月24日
和光市役所 企画部長殿
和光市議会 新しい風
公共施設の使用料の改定に関する意見
使用料を改定し、変動費を反映した体系を導入するという、今般の施策に関しては積極的に評価するところです。
さて、「新しい風」では会派各議員が市民とさまざまな情報交換をしてきました。その結果を踏まえ、下記4点を要望いたします。
1 経過措置の設定について
各団体は現在の料金水準で活動内容や回数、日程を設定しており、大きく使用料を変えるためには、団体自身が活動のあり方について再検討する時間が必要です。今回、導入の延期が明らかになりましたが、さらに経過措置の導入検討を求めます。
2 事務コストの精査について
今回、使用料をいただく対象が広まることで、事務コストの激増が予測されます。早急に想定される徴収方式について精査し、事務コストの試算・公表を求めます。
3 使用料をいただく方式の精査について
制度改定にあたり、これまで使用料を負担しなかった多くの団体から料金をお支払いいただくコストが発生するため、より事務コストのかからない方式の検討が求められます。事務コストの増加により市民にご負担いただく使用料が相殺されてしまっては意味がありません。たとえば、登録する団体については、毎年の登録日に年間登録費を設定し、使用回数の上限を定めた上で、これを超える場合のみ改めて使用料をいただく方式など、事務コストのかからない方式を工夫すべきです。
4 稼働率の向上策について
稼働率向上のために、具体策が必要です。制度改定を踏まえ、各団体の使用動向を把握するとともに、それを踏まえた十分な向上策の検討を求めます。」
なお、今後、必要に応じて各議員が一般質問などで役所とやり取りしますので、今後もご意見をいただけますと助かります。