大変だ!地元が「侵入盗多発地域」に指定された~侵入盗対策会議 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

大変だ!地元が「侵入盗多発地域」に指定された~侵入盗対策会議

私の住む和光市本町が新倉1丁目とともに県警から「侵入盗多発地域」に指定されました。これは侵入盗発生数が非常に多い字町を指定し、特別な対策を講じることで、県内の犯罪発生を抑制する趣旨のもののようです。

その対応として、「侵入盗対策会議」が開催されました。県庁、県警、市役所と地域の防犯団体が中央公民館に集結、現状と対応についての話がありました。


全県では犯罪が減少傾向に向かうなか、本町と新倉1丁目は19年(773件)、18年(552件。ともに1~6月)と比較して1.4倍で、県内ではワースト12にランクされました。


特に私の住んでいるようなマンション、いわゆる集合住宅が狙われているのです。

(最多はガラス破り、次はサムターン回しです。)


また、埼玉県警は警官の人口負担が最も重く、警官の増員が続けられています。全国で最も警官を増員しているのが埼玉県というように、県はがんばっているのですが。

しかし、たとえば朝霞警察が負担する人口は隣の東京高島平警察(朝霞警察とほぼ同規模)の1.7倍、面積では3倍強となっています。

ということで、県は自主防犯組織の充実に注力しています。自主防犯組織数は何と、都を上回って全国一です。


さて、具体的な話です。


狙われやすいのは、戸建てだと、高い木、塀などで敷地の見通しが悪い家、車庫に車がない家、夜に洗濯物か干してある家、面格子が簡単にはずせる家、窓や玄関に防犯グッズがない家だそうです。

マンションだと、オートロックではなく出入りが自由な構造、ベランダに容易に入れる構造、ポストにチラシがたまっている、防犯グッズがない、1階に人目がない、などです。

手口で多いのは窓からの侵入なのですが、窓破り(特に最近の流行は「焼き破り」)がその半分強を占める一方で3割りは無施錠の窓から入っています!

とりあえず、窓やドアは油断せずに鍵を閉めることですね。


対応ですが、上記に気をつけるほか、ドア、窓はツーロック、わずかな留守も鍵をかけ、ピッキング対応型の鍵(一万円台でできるそうです)に変え、サムターンまわし対応グッズ(ペットボトルなどでも作れる)を装備し、防犯ガラス・センサーライトを装備し、外にはスペアキーを置かない、などを守ることです。


ちなみに、県の担当者によると、外国の犯罪者は日本の家屋の防犯性能の低さに着目して、狙って来日しているそうです。

しかも散々盗んでは地下銀行で祖国に送金し、逮捕後は税金で運営される留置所で一食400円の弁当をタダ喰いし、最後は税金で強制送還というばかばかしさです。

国際化で日本の住まいにも国際水準の防犯装備が求められる時代になりました。

今さら鎖国もできない中、やはり、自分達でできることは自分達でやりたいものです。


なお、「県庁では20人以上集まれば防犯講座を出前します、無料ですのでご利用ください」とのことでした。