住民税増税を特定の人々が煽った結果の混乱
一部の人々と多くのマスコミが先般の地方への税源委譲について「大増税」と煽り、その結果、和光市役所にここ数カ月で400以上の苦情が殺到しました。
今回の地方税の税率アップは先般の所得税の税率ダウンとセットのものです。
それを一部の人々とマスコミが大増税と煽りました。
役所では説明にかなりのエネルギーを無駄遣いしました。
(しかも実態を詳しく説明したところ、ほとんどの方は納得してくださったそうです。つまり彼らの怒りは人に変な方向に煽られて無駄な怒りだったのです。)
煽った人々の多くは確信犯です。
本来、問題にするとすれば、地方税の税率アップと先般の所得税の税率ダウンのセットに紛れ込まての「特別減税の廃止」「老齢者優遇措置の廃止」という2つのドサクサ紛れの増税を叩くのが筋なのに、増税幅を大きく見せて騒ぎを煽るためにこのような煽りがなされたのです。
マスコミには悪い癖があります。目的のためには多少の歪曲は辞さないという体質です。
今回、変な煽りがなければ役所に行かなかったはずの苦情が殺到し、人件費という形で貴重な血税がドブに捨てられました。あの煽りの結果は税金の無駄遣いです。
私は非常に悪辣な行為だと思っています。
全国で費やされた無駄なやり取りを考えるとむなしくなります。