自治体再生プロジェクト 研修会2日目 片山善博前鳥取県知事の講義 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

自治体再生プロジェクト 研修会2日目 片山善博前鳥取県知事の講義

自治体再生プロジェクト研修会の2日目、今日の目玉は先般2期目の任期を満了して引退された鳥取県の前知事、慶応義塾大学教授の片山善博さんの講義でした。

私のいろいろな政策作りで参考にしている首長が2人いました。その1人が片山さんなのです。

(もう1人は前我孫子市長の福島浩彦さん。)

お話をうかがうのは初めてで、今回、非常に楽しみにしていました。

私の主戦場の1つである「問題の発生しない仕組みづくり」の中の「透明化」でいつも言及しているのが「口利きの記録&公表制度」です。この制度は鳥取県のホームページや取材記事を検討して私なりに噛み砕いて和光市政の場で提言してきたものです。

そして、この本家は片山さんであり、ようやく本家の家元からこのしくみの意義について直接うかがうことができ、大変有意義でした。

もっとも、説明内容は「口利きの良し悪しは公開の場で市民に判断していただく」という私の説明と同じであり、自分の理解が合っていた、ということで自己満足をしました。

そして、片山さんの思想と私の思想の共通点もたくさん見出した気がします。

特に、何でも公開の場で議論するしくみを作ることで公正な結果が得られる、という考え方は全く同じです。


また、片山さんは税条例が議会の会期に間に合わない時期に決定され、市長権限で「専決処分(一応決めて議会が追認する)」されているしくみに言及し、「鳥取では税法改正を待たずに税法改正案ベースで3月議会において審議して条件付で議決ている」というアイディアを披露されました。

これは今まで「専決処分には不満だがしくみ上やむなし」と考えていた私としては驚きの名案であり、早速拝借させていただくことにしました。

制度の細かいところまで知り尽くした片山さんならではの発想の転換であり、これだけでも研修会に出た甲斐があったというものです。

その他、多数のヒントをいただきました。

また、直接お話しする機会も得て、私としては言うことのない一日でした。


今日のヒントからまた、いろいろと仕掛けていきます!


*講師もしたのに無料奉仕で受講料まで請求されました(笑

片山前鳥取県知事などの話は15000円に値するので可としますが、次からはせめてただにして欲しいところ。