8日、自治体経営分析の講座でしゃべろうと思っていること | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

8日、自治体経営分析の講座でしゃべろうと思っていること

先日ご案内した新規当選者を中心とした、地方政治家向けの簡単な経営分析の講義について、連休中考えて、ほぼ中身を決めました。

たった一時間なので、とにかく、どんな分析ツールがあるか、どこにまず注目するか、といったことをお示しし、今後発展させていくための基礎の基礎を築いてもらうつもりです。

また、どこでデータを取るか、なども大切ですね。


また、当日は自治体破綻の研究者である近藤秀一先生の話もあります。

近藤先生は海外の破綻ケース、国内の破綻懸念自治体の動向などもつぶさに調べており、私も当日が楽しみです。

私は常々、地方議員とは企業の社外取締役と外部監査役を兼ねたような存在とお話しています。

地方議員にはとにかく、組織外部の視点で地元の弱点・課題を見つけること、そして、それを解決あるいは補強することが求められます。首長は所詮一人の人間であり、職員の視点は内部の視点です。(だからこそ、職員出身ではない、民間出身の議員が大切なのです。また、私のようなよそ者議員が大切だということもご理解いただけると思います。)

多くの政治に携わっている方は企業とは違うと力説しますが、制約条件が異なるだけで企業の分析やコンサルと大差はありません。

いくつかのケースを見ながら取り組みポイントの探し方を見つけて行きたいと思います。

なお、あえて経営分析と書いたように、財政分析には限りません。財政が中心ですが、とにかく弱点や強みを見つけるヒントを受講生の頭にインプットさせていただきます。