TBSラジオ「アクセス」に生出演、高知県東洋町の放射性廃棄物保管所問題について語る | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

TBSラジオ「アクセス」に生出演、高知県東洋町の放射性廃棄物保管所問題について語る

TBSラジオ「アクセス」


急遽連絡があり、TBSラジオの「バトルトークラジオ アクセス 」という番組に出演させていただきました。

この番組はテーマを決めて視聴者と番組の出演者が討論というか、話し合うという視聴者参加型の番組です。パーソナリティは「日刊ゲンダイ」ニュース編集長の二木啓孝さん、そして、ナビゲーターは麻木久仁子さんでした。

今日のテーマは高知県東洋町の町長が議会に諮らずに放射性廃棄物保管場候補地としての文献調査に応募し、受理されたものの、議会から辞職勧告決議を突きつけられたり、高知県知事、徳島県知事から激しく批判されている、という現状を視聴者がどう思うか、というところを軸とした話でした。

まず、これまでの経緯の解説があり、その後、私が財政的なこの町の特徴、つまり、フローの税収がほとんど無く、しかも交付税が激減しているというあたりの解説をし、それから賛成、反対の視聴者と意見交換をしました。(ちなみに、アンケートでは反対意見が多かったですが、賛成意見も結構ありました。また、現地でも関連業界ではそれになりに賛成者がいるのでしょう。

何より、原発がある以上、処理場の話は避けて通れません。)


私としてはとにかく、僻地の自治体はもうぎりぎりまで追い込まれていて、まもなくのサービスの切り下げは必至であるということ、そして、都市部でも遠からず自治体の財政危機が表面化する、ということを強調しました。

また、東洋町に関しては、確かに財政は厳しいけれど、もっと厳しい自治体はあるし、よそはみんな我慢している。さらに、近隣自治体がサーフィンや海水浴などの観光、そして柑橘類の栽培などで必死で努力する中、本当にそれでいいの、ということを話させていただきました。

また、最後に、いま、財政的に子どもにツケを回している状態だけれど、このような放射性廃棄物の話を進めることは、環境面で子どもにツケを回す話だということを強調しました。

ある視聴者(公務員)はとにかくギリギリまでコストを抑え、仕事を切り詰めて、それでもまだ足りない、ということの連続だと言っておられました。確かに、僻地ではどこでもそういう状況です。また、都会も他人事ではないです。そんななか、私たちに必要なのは覚悟と現実を正視する決意なのかもしれません。

終わった後、しばらくお二人と雑談しましたが、浅木さんの「うーん、暗いですね」という感想、それが結論なんですよね。明るい未来というのは想像しにくい時代ですが、そこを先頭を切って切り開いていくのは我々若い世代だと思います!

それと、コストなどの見積もりや計上の大切さについて、原発を例に雑談の中でお話させたていただきました。


とりあえず、いきなり今日言われての生放送で、緊張と準備不足でへとへとになりました。

うまくトークを振っていただいた二木さんと麻木さんのプロの技に感謝するとともに、とにかく終わってほっとしました。良い経験をさせていただきました。