団塊引退ショックは活字&紙メディアショック!
数日前に出版業界の知人らと新年会をしました。
相変わらず、私はウーロン茶です。
中心の話題は出版業界や新聞業界は団塊引退でどうなるか、ということです。
現在、本や新聞を買っている人のかなりの部分が団塊世代です。
既に団塊以前の本をたくさん読む世代がどんどん引退して新聞の部数は右肩下がり、本も売れなくなりつつあります。何しろ、本を買う人の資力が右肩下がりなのですから。
何のかんの言って、団塊世代は活字好きです。また、人数も桁違いに多いです。
さらに、団塊より後の世代は情報収集を紙以外のメディアで行う傾向が強く、そのようなことを一通り考えると活字メディアには今後、強烈な冬の時代が来ると思われます。
実は新聞や雑誌の広告も急激に減っています。
そもそも出版業界は単品の売り上げ減を点数で補う綱渡りをここ数年ずっと行ってきました。また、書店の経営もますます苦しくなっています。また、書店業界の育たないパイも大型店の連続出店で食い合いが止まりません。
斜陽といわれて数十年の出版&新聞業界ですが、とうとう本当の危機が目の前に来た感があります。私も片足くらいはまだあちらに残っているために、その行方から目が離せません。