2006年最後の街頭活動で | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

2006年最後の街頭活動で

27日は年内最後の街頭演説を和光市駅南口で夕方に行わせていただきました。

テーマは自治体コンプライアンスの確立について。

26日に上田埼玉県知事が公益通報窓口の設置と通報窓口を独立したものにすることを要請する声明を出したことにからめて、私が立候補時から叫びつづけてきた「攻めのコンプライアンス」、つまり、積極的に法令や社会規範を遵守する組織作りを行い、市民に信頼されるし役所を作ることこそが喫緊のテーマだという内容です。 (役所は役人が思っているほど信頼されていません。本当はまずいことなのですが。)

私が議員になった頃、どうも市役所や市議会ではコンプライアンス体制作りについて興味どころか一切の知識がない、という状態でした。そして、最初はコンプライアンスについて説明するところから私の活動は始りました。ただ、和光市役所の方には結構勉強が好きな方が多く、今ではコンプライアンスという概念は市役所の常識になったと私は思っています。夏に公益通報者保護について朝日新聞で私の投稿を取り上げていただいた時にも、前向きな反応がずいぶんありました。そして、先進的とは言いがたかった県庁でも積極的に公益通報者保護制度を推進するといいます。和光や埼玉の役人世界がようやく企業社会では常識となったこの運動に気づき、大きな流れが始ろうとしています。

一方で、12月の議会答弁では公益通報者保護について、どうも及び腰の反応がありました。まあ、流れというものはスムーズな時も詰まる時もあります。私は飽きずに、諦めずに、とにかくこだわりつづけていきたいと思っています。こういう内容で延々喋り続けました。

2006年も役所が信頼できない、法律を平気で破る組織である、というレッテルが岐阜県庁や大阪府庁の事件などにより再確認されてしまいました。和光市は信頼される組織であろう、という私の思いが職員各位に届くよう念じての街頭演説でした。

今年も一年間、お騒がせをいたしました。