視察報告(伊丹市の青少年健全育成施策)
あまり乗らない分野なので、イマイチな報告書になりました。お許しください。
そもそも、青少年健全育成も何も、地域づくりが一切進展していないのが和光市の問題なわけです。
人が定着したいと思う町、人がここをふるさとにしたくなるような町・・・・・、そういう町になりきれていないのは確かです。そして、それに的確に対応できていないのが和光市の行政の現状ですから。以下、私の作成した下書きです。
「
◎ 伊丹市の青少年健全育成施策①概要
伊丹市では市長部局に子ども部を設置し、子ども施策についてまとめて担当している。学校教育以外はできるだけ子ども部の担当にしている。対象は幼児期から青少年まで。
なお、教育委員会と同じフロアに子ども部を置くことで教育委員会との連携が進展している。
②青少年愛護センター
同市の青少年愛護センターでは、相談活動、センター通信の発行、クリアファイルの配布の発行などを行っている。
・ 相談活動:少年進路相談は各中学校二人の相談員を置き、中学卒業後も指導している。合同教育相談は、ひとつのケースで関連する数多くの関係機関が集まって対応している。
・ センター通信:回覧板で周知。
・ チラシ、クリアファイル(相談窓口の案内を掲載)の発行:チラシは捨てられてしまうが、クリアファイルは捨てられないので効果が大きい。なお、効果として。クリアファイルの配布後は本人による相談が出てきた。
・ 白ポスト:有害図書の追放
・ 青少年を守る店:駆け込み先の確保
・ 「早寝、早起き、朝ごはん」フォーラムの実施
・ 補導委員:135名いる。年間48000円でお願いしている。一回1000円、月に4回の計算でお支払いしているが月に4回で済むケースは少ない。自治会の推薦によるケースが多い。自治会の推薦、民生委員(21人)、保護司(3人)など。
・ 居場所作り:児童センターに代わるもの。パソコンを使いインターネットができる環境。
③その他
伊丹市には17の小学校区があり、それぞれに地区社会福祉協議会がある。市の窓口は市民まちづくり課に統一されている。
民生委員の補助として民生協力委員が民生委員一人に二人ついている。
プレイパークというものがあり、昔遊びの場所として機能している。
④感想等
子ども施策をある程度統合して担当する部署というものはやはり有用であると感じた。
一方で、伊丹市は和光市同様、求心力のある年の近郊にあるのだが、和光市とは対照的に市民の定着率が非常に高く、地域社会がある程度機能している。また、市の職員も口々に「この町に定着していくつもり」と述べられた。和光市ではこのようなことがあるだろうか、と不安になった。いかなる施策を行うにせよ、ここにある程度注力しなければ何事も機能しないと感じた。
和光市にPTAのない学校があると話すと絶句していた。青少年健全育成施策の小細工をするより、こういうところの対処が先決のように感じた。」