議会予算にかかる会派の予算要望書を提出
この時期、市町村の役所では予算作りに大童です。
多くの自治体では9月一杯で各部署の予算要望を集約しています。
私たちの会派もとりあえず、29日夕方に議会に関する予算の要望書を議長宛に提出しました。
なお、議会の予算については議長が責任者です。
予算を配分し、最終的に決めるのは市長側であり、細かい町政は事務局が行うのですが、事務局人事と議会予算は一応、議長が権限を持つタテマエになっています。
この辺りの「タテマエ」でなく、本当にそうしたらどうか、とか、事務局の強化(特に調査機能の強化)、というのは永年のテーマなのですが、予算が縮小していく時代には難しいことであり、今更ながら「少しでも余裕があるうちになぜ解決しておかなかったのか」と素朴に思います。地方議員の政策立案能力の低さを事務局強化ですべて解決できるとは思ってはいませんが。
今となっては地方議員、特に一般の市町村の議員はとにかく自らがんばって調査し、自腹も切りつつ地域に貢献していくしかないでしょうね。各議員の政策立案能力も各議員が自らの見識と財布で磨き、それを市民が十分に評価することで議員に競争させ、高めていく他ないように思います。(いい人だから、女性だから、イケメンだから、かわいいから、世話になったから、というのではなく、という意味です。)
ちなみに、それでも都道府県や指定都市の議会事務局ではそれなりの調査機能を持つところもあります。
さて、本題です。私の所属する弱小2人会派「民主・新和会(もう1人の菅原議員が民主党、私が新和会部分ですw)」では厳選して下記の要望を提出しました。予算が乏しい折、削減と強化をセットにしたつもりです。
大量に要望する会派も一切要望しない会派もあるのですが、これは会派や議員の個性が出るところです。
「
平成18年9月29日
和光市議会議長
堀 文 雄 様
和 光 市 議 会
民主・新和会
平成19年度議会予算に対する要望書
平成19年度当初議会予算編成に当たって、以下の項目について要望いたします。
○委員派遣視察に関して
委員派遣視察に関しては、政務調査費が支給されていることを鑑み、廃止を含めた縮減を行い、政務調査費の活用を図ることを含めて検討されたい。
○委員会議事録に関して
情報提供推進のため、委員会議事録のホームページ掲載と各公共施設への配置を検討されたい。
○インターンシップの導入に関して
議会広報及び議会活動への理解の促進のため、学生等を対象としたインターンシップの導入を検討されたい。
以上」