中学数学教科書から消えた項目~国家予算、税金計算、公社債、株式、保険を消したのは誰だ
ある本を読んでいると、昭和33年と平成9年の中学数学教科書の比較が掲載されていました。
教科書からどんどん内容を削り、スカスカにすることでおちこぼれをなくそうという愚かなゆとり教育への反論の本なのですが、特に驚いたのは削減された項目の多さではありません。それは、
①国家予算
②税金計算
③公社債
④株式
⑤保険
という生きていくためには必須の知識がいつの間にか消されているということです。
(その他、軌跡、三角比、立体投影図、ダイヤグラムが抜けています。)
一方で新たに入ったのは確率統計だけです。
中学教科書は、そこまでで社会で生きていくための最低限の知識を得られるように作られているため、このような事項が以前は入っていたのだと思います。
特に、国家予算と税金計算は国民として必須の知識です。この必須の二項目を中学教育から削除した経緯というものはいずれ調べられたらな、と思っています。
策略だったりして・・・・・。
国民が税や国家予算について早い時期から興味を持ち、理解することは民主主義の基本だと思うのですが・・・・。