議場での不穏当発言
議場での発言ですが、免責なのは国会議員だけです。
地方議会での不穏当発言の責任は議員が負います。
ですから、基本的に議場では慎重に発言します。
さらに、地方議員に品格があるかどうかの判断は読者各位にお任せしますが、とりあえず、地方議員はこの発言への責任のほか、タテマエ上、品格ある発言を求められています。(上品な言葉で人様を悪辣に罵倒する議員はたくさんいます。これを間近に見ていると品格というものの馬鹿馬鹿しさがよく分かります。そもそも品格という曖昧なものを誰がどう判断するんでしょうね。)
そこで、何か問題がある発言については会期中、基本的に発言が終わったタイミングで問題があると判断した議員が議事進行発言をし、議長がその部分について取り扱いを判断します。実際にはその場では議長が預かる形にして、議長と当該議員(あるいは会派の長も交えて)が検討して判断します。その際、問題があるとされれば発言取り消しか、あるいは議長が削除ということになります。
なお、議事進行発言を悪用する議員がいるのには驚きです。
問題がない発言でも、議事進行発言をされると特に傍聴者が「何か発言者はへまをした」と感じます。
それを悪用して、傍聴者が多数いるときに特定の議員を陥れようとする議員が出てきます。 うその議事進行発言をするのです。
(私もやられました。また、これについておかしいと問題提起をした議員もいます。当然でしょう。)
議事進行発言があり、結局問題がなかった場合の救済というものがまた、必要になるのではないかと思っています。( 本来、こういう悪質な議員がいなければ必要のない仕組みなのですが・・・。)
とにかく、何かがあった場合(議会での発言について苦情が来るなど)には後から議会の良識が問われますし、地方議会については訴訟リスクもありますので、問題発言は会期中に自分たちの責任で処理することになります。
基本的にどのように処理するかというと議事録上伏字になります。ただ、発言の記録テープや議事録の原本にはそのまま残りますが、それは和光市議会では基本的に非公開です。 もちろん、訴訟等の際には証拠書類として提出されるわけですが。