明日は残土条例の審議
議会もたけなわ、あすは委員会の日です。
私の所属する市民建設常任委員会では土砂堆積の規制条例(残土条例)の審議です。
和光市では荒川の旧氾濫源(したがって元々は田圃)だった田園地帯の調整区域に残土置き場や資材置き場、廃棄物の実質的な中間処理場が集中しています。まさに和光市の裏の姿です。
和光市は東京外環道、首都高速、オリンピック道路、国道254号など、主要道路が集中する交通の要衝だけあって、残土置き場には絶好の立地です。
そのため、市内には数箇所の残土置き場があります。
もちろん、業者にとっては絶好の立地なのですが、周辺は宅地化が始まり、高校や老人介護施設もある地域です。そもそも、都市化が進む和光市に残土置き場はもはやそぐわなくなっています。
埼玉県は残土条例で3000平米以上の残土置き場について残土の高さなどを厳しく規制 していますが、それより小さい規模の残土置き場は対象外です。
和光市の残土置き場もその例に漏れず、このため何らかの規制が必要であると考え、これまでに複数回の一般質問を行ったほか、地元の人々と情報交換を行ってきました。
このたび、市民環境部の奮闘の甲斐あって、残土条例案が上程されました。
新たに規制対象となるのは500平米以上3000平米未満の残土置き場です。
汚染土壌の規制対象が土壌汚染対策法に倣っているため、県条例と同じく油類の規制がないのですが、その他は概ね満足できる条例に仕上がりました。
パブリックコメントでは、かつてない数のコメントが集まりました。
明日は、油類の規制がない問題点など数点質問しますが、とにかく条例は間違いなく可決されます。
地域の方から何とか規制ができないかと相談を受けて以来、一刻も早くと考えてきましたが、スムーズに規制に向けて手続きを行ってくださった担当者の熱意に敬意を表します。
明日はしっかり審議して、今後の課題についても浮き彫りにしていきたいと思っています。
9時から現地視察、恐らく10時ごろから審議です。
条例がゴールではないですが、一段落です。
今日は何だかそわそわします。