デイサービス利用者の生の声~祖母からヒアリング | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

デイサービス利用者の生の声~祖母からヒアリング

帰省し、89歳の祖母と久しぶりに会って話をしてきました。

人生のパートナーを失い、いわゆる独居高齢者になったのが半年前。人の勧めでデイサービスを積極的に利用するようになったということで、最初は週一回だったのが、最近は週に三回も通っているとのこと。

私が議員になり、それ以降、高齢者福祉についていろいろと祖母と語るようになったのですが、これまで祖母はヘルパー利用以外はあまり好んでこなかったため、デイサービスの話をしたのは初めてです。青字は私の感想など。

私「デイサービスは楽しい?」

祖母「最近は友達もできて楽しい」

(「知らない人との集まりに行っても嬉しくないだろう」ということを言う人がいるのですが、溶け込める環境さえ作れば楽しめるということでしょうね。人間は他人との係わり合いがあってこそ人間ですから。)

私「何が楽しみ?」

祖母「食事がおいしい。専門の優秀な料理人が入っており、良いレストラン並みの味のものが出てくる」

(まずい食事を出すところもあると聞きますが、やはり食事は基本ですね。)

私「子どもの慰労とかはある?他人の子どもの慰労で本当のところ嬉しい?」

祖母「時々幼稚園児が来る。やはり子どもがいて賑やかなのは楽しい。子どもはかわいいし」

(他人の子どもが来てわざとらしく歌を歌っても仕方ないだろう、という冷めた意見もありますが、やはり普通は子どもに癒されると思います。)

私「風呂は自宅と比較してどう?」

祖母「自宅は危ないので風呂に入るのをやめた」

(安心して風呂に入れること自体がお年寄りには貴重なのです。たかが風呂、されど風呂、ですね。)

私「いろいろなトレーニングは面倒ではないか?」

祖母「車椅子の人が歩けるようになった例もあり、勇気付けられている。面倒ではない」

(「トレーニングのし過ぎでマイナスになる人もいる」と騒ぐ人がいるのですが、それはトレーニングの内容を吟味すればいいだけの話、そういう愚劣な意見に足をすくわれてはなりませんね。)

私「週に三回も言って面倒ではない?」

祖母「行く日が待ち遠しい」

ということで、聞き取り対象は1人ですが、参考になりました。