法の華代表に懲役12年~絶対になくならない悪質商法と消費者保護行政 | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

法の華代表に懲役12年~絶対になくならない悪質商法と消費者保護行政

東京地裁は足裏診断などで多額の「診断料」などを搾取した、「法の華」の福永代表に懲役12年の判決を下しました。あの「最高ですかぁ」のセンセイですね。

 

これまでも、投資ジャーナルとか、豊田商事とか、この種の詐欺事件が定期的に世間に広まり、叩かれては消えていくという繰り返しでした。また、悪質リフォームも似たようなものですね。

 

正直、この種の事件はなくならないと思います。

なぜなら、一定の割合で、最初から法律を守る気のない人が存在するからです。

また、一方で、「普通じゃない」劇的な効果のある何かに引っかかってしまう、脇の甘い人も必ずいるからです。

日本は法治国家であるとよく言われますが、法律の罰は守る気のない人の前では無力に近いです。

 

それでは、何が必要なのか、それは、消費者保護に尽きると思います。

 

消費者が騙されたりした場合の法律などの諸制度の整備、相談窓口の整備など、まだまだ公的セクターのできることはたくさんあります。引っかかる人は引っかかるのだから、一回引っかかってしまった場合の救済について、自治体などはもっと積極的になるべきだと思います。

 

小さい市の消費相談の担当は多くても数名です。また、相談員の身分も公務員以外は不安定な場合が多く、消費者を助ける以上に相談員を助けたらどうなの、と言いたくなるような待遇の自治体が多いのです。

 

多くの県の取り組みもおざなりです。

 

国民の財産を守るセフティネットの一つとして、もっと注目され、整備されるべき分野ですね。