2005年05月15日

視察報告~埼玉県本庄市(2005/5/13)

テーマ:行政・地方自治

本庄市議の吉田しんげさんの案内で、埼玉県本庄市の市内見学と、早稲田大学の本庄校舎を中心とするリサーチパーク・本庄早稲田駅周辺の見学に行ってきました。

その雑感です。


①生涯学習の拠点としていい感じの早稲田本庄校舎&リサーチパーク

印象的だったのは、リサーチパークの設備が市民にオープンになっていることでした。

私は生涯学習のカルチャーセンター化は良くない方向だと思っています。役所で何でも最初から最後まで面倒を見る、というのはコスト的にこれからの予算先細りの時代にマッチしません。第一、普通の社会人が行きたくなる講座とはずれている講座があまりに多いです。

学びの中心は自主性ではないかと思うのです。

学びたいなら、ある程度のツールはフリーで使えます、という本庄の方向性は悪くないですね。

もう一歩踏み出したいなら、早稲田の大学院に自腹で行けばいいのです。なんと、学生には本部校舎と本庄を行き来するバスが無料で提供されています。

まあ、母校から寄付の要請が年に数回も来る理由がよく分かりました。

ちなみに、映画ゴジラの基地場面の撮影に使われたそうで、そういう貢献もすばらしいと思います。


②駅前開発ができない現状

国中心の区画整理が予定されている駅前ですが、国の予算が基本的に大幅減になり、座礁している感があります。区画整理には金が必要で、本庄早稲田駅前はそこそこの投資をすれば素質があると思えるのですが、国はこれ以上金を投入せずに先行買収地を売り抜けようとしているのではないか、と個人的に感じました。そして、相続による権利関係の複雑化も区画整理を阻んでいます。

和光市の区画整理も金で躓いています。いずこも同じ秋の夕暮れ、というあまりに悲しい現状でした。

区画整理の要は金だということを思い知らされました。やるなら、早く、しっかりとした金を背景に、というのが教訓ですね。

また、相続制度の不備も感じました。時代から取り残された相続税が、まちづくりや自然環境保護を阻んでいます。


③定番のシャッター商店街

本庄の吉田議員は「蘇れ本庄」と叫んでいますが、その前途は多難です。もともと長い歴史と街道町としての商業の集積(和光市と同規模なのに商工会議所があります。普通は商工会です)がある拠点都市なのですが、隣町に大規模なショッピングセンターが相次いでオープンし、中心街はガタガタです。

本庄のランドマークだった「赤れんが」という建物にもシャッターが下りていました。

ただ、ここを商業都市として復活させることは困難だと思います。シャッターが降りた店舗が何らかの形で市民に安く提供され、憩いの場やお年寄り、子供の施設になるという方向が安直ですが、一つ、考えられます。

和光もイトーヨーカドーが商業施設として一人勝ちで、商店街に元気がありません。そして、和光の場合、その商店跡が住宅などとして市場価値を持ち、ますます商店街を寂しくさせています。

市は商工会や商店街と積極的な関係を持ち、夜は真っ暗な寂しい駅前という現状を打開すべきですね。和光の場合、都市としての将来戦略は「計画類」だけで、前提となる理念が希薄です。

また、和光市は地域の発展という意味では本庄と正反対なのですが、本庄の抱える地域全体の衰退と財政の先細り、吉田市議が「閉塞感打開」を訴えるのがよく理解できました。和光市にもある閉塞感を打開する、それが議員の使命でしょうね。


④意外に和光市も他人事ではない

現在、和光市は住宅などの需給面で需要が勝っているから、明るい未来が見えるような気がしますが、首都圏の人口が減ると、それは急速に怪しいものになります。

そういう視点で、今後の和光市の戦略について考えていきたいと思いました。

将来に責任を持つべきなのは私たち、若い世代ですから。

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コメント

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2 ■>学びを社会に還元してこそ意味がある

まさに、公共でやるべきものかどうか、という視点は大切です。「ぜひやるべき」もの以外は撤退が時代の趨勢ではないでしょうか。

1 ■同感です

生涯学習のカルチャセンターお安いバージョンは有閑マダムの巣でしかないうように思えます。学びを社会に還元してこそ意味があるので、公共で行う場合は、特にこの点を注意してもらいたいと思います。

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