ETCの元締め財団の役員17人のうち7人が天下り役人ですよ(笑
最近、ETCの割引に関するニュースを役所情報のまま、多くのマスコミが垂れ流しています。
これを見ていてマスコミの無責任さを感じます。いつからマスコミは役所の広報部になったのか。
あっ、日本の場合、昔(すくなくとも先の大戦の途中)からそうでした。
◎ETCは国土交通省の新利権
「そろそろうちもETC」と考えて、申し込むと、必ず500円取られる団体があります。
道路システム高度化推進機構という天下り財団です。
何をするにも新制度は天下り団体とセットなのですが、ここは国土交通省のあたらな利権です。
役員17人で、7人が元役人です。そして、そのうち3人は国土交通省、あとは経産省・通産省3人、警察1人です。
国土交通省所管の財団なのに、経産省はよくがんばりました(パチパチパチ)。
◎渋滞するなら料金所をなくせばいい
そもそもETCは発想がアホです。交通渋滞で最も多いのは料金所渋滞だとはこの財団のホームページでも書かれていますが、だったら料金を取るのをやめればいいんですよ。ETCがあっても減速するわけですから、料金所がある限り、料金所渋滞は緩和されてもなくなりません。
むしろ、高速道路をタダにし、道路特定財源の一部を高速道路向けにして、代わりに公団を解体すればいいのです。
◎人件費は浮くし、料金所の土地も売り飛ばせる。そして、地元市町村が出入り口を作りやすくなる
道路公団の料金収入は1.8兆円です。そして、この金額を税額として確保する必要はありません。
料金所などの人件費はまるまる浮くからです。
また、料金所の土地も売り飛ばして膨大な借金を圧縮します。
インターチェンジは地元市町村に作らせましょう。
サービスエリアという利権も解体できます。出入り自由なら、まずいか高い食事(最近さすがにまずくて高いのは減った)を我慢する必要もないのです。
◎高速道路と一般道路のバランスよい活用ができる
土日、首都高速は大渋滞です。でも、都内の一般道路はがらがらです。
一度入ると700円で悔しいから、皆さん、絶対に高速道路から出ません。
こんなことは不合理です。
ETCが導入されても、首都高速は出入り自由ではありません。毎回チャージです。
◎放っておくと官僚機構と役人天国は肥大するばかり
そもそも高速道路はいずれ無料にすると言って作り始めたのです。ところが、役所の事業に終わりはありません。放置しておくと、永久に肥大化して、日本社会を食い尽くします。
結局、何をやっても役人は焼け太りを目指します。
ETCの便利さや新料金を嬉しそうに報道しているマスコミもその協力者のそしりを免れません。
役員名簿は下記の通り。
http://www.orse.or.jp/annai/pdf/yakin.pdf
追記:とうとう道路公団の株式会社が発足しました。サービスエリアでは巨大な看板が。金返せ~。(10/1)