硫酸ピッチ問題で県庁から返事
4月1日にこのブログで取り上げた硫酸ピッチ問題で埼玉県の上田清司知事にメールをお送りしたのですが、返事が届きました。
中身は県議会での小林県議への答弁と同じです。
ただ、知事さんがこの問題について頭の片隅に常に置いておいてくれると嬉しいな、という意味ではメールを送った意味があるのかな、と感じています。
「私あてにメールをお寄せいただき、ありがとうございました。
軽油引取税につきましては、最終消費者に税を負担していただくことを前提に、元売業者や特約業者を特別徴収義務者に指定して徴収しているところであります。
平成16年6月県会で、小林県議へ答弁しましたとおり、軽油の取引が県域を越えて広域的になされている中、特別徴収義務者の指定の仕組みや税率、課税免除の対象など、実質的に全国一律の制度になっていると考えられます。
また、一地方公共団体が特定の税率などを改正して、他の地方公共団体に累を及ぼしてはならないという地方財政法上の規定がありますので、埼玉県だけが軽油引取税の税率を引き下げることは、難しい状況です。
なお、埼玉県でも、不正軽油を摘発するため、路上抜取調査や、軽油の貯蔵タンクを有する運送業者などに対する抜取調査を実施しております。また、硫酸ピッチの不法投棄なども、環境に重大な影響を及ぼしておりまして、厳正に対処すべき社会的問題だと認識しております。
今後とも、調査体制の充実強化を図り、他の都道府県との連携を密にしながら不正軽油の撲滅に向け、断固たる姿勢で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
松 本 武 洋 様
埼玉県知事 上田清司」
知事さんへの期待が大きすぎてなかなか消化し切れていないのでは、という危惧があるのですが、基本的に精力善用の人と信じて応援しています。