闘いが好きな息子を持つ依頼者の田澤光佐さん45歳。悪い人をやっつける妄想をしている8歳の息子。
依頼者はこのままでは悪い大人が現れたら立ち向かっていって、ひどいことになるんじゃないかと恐れているそうです。
本気の大人に立ち向かっても勝てないということを教えてやって欲しいと言う依頼。
悪いやつがやってきたら、やっつけると言って、悪い人待ちをしている状態だそうです。
やっつけることを妄想しているのだとか。
ということで、探偵のカンニング竹山さんが8歳の男の子、宗朗(そら)くんの話を聞きます。
悪いやつが出てきたら戦うと宗朗君。悪いやつとは強盗とか泥棒らしい。
緑の袋をも行っていて、黒白の縞々の服(囚人服)を着ているイメージだとか。
そんな分かりやすい悪い人はいない。
緑の袋って、唐草模様の風呂敷のことかな?50年前の発想だが。
目だけ見せて覆面をかぶっているイメージらしい。悪い人が凶器を持っていたら、殴ったりけったりして、凶器を吹っ飛ばすそうです。
宗朗君、自分は勝てると思ってるそうです。大きな大人に友達がやられていたら、助けるそうです。
相手をボコボコにすると。ボコボコにして警察に連れて行って、牢屋に入れる。
悪い人が嫌いなのは盗まれたり、暴力を振るわれた人が悲しむからだとか。
正義感は強いのね。
自分が強いところを見せてくれと竹山さんが言うと、宗朗君、お母さんにソファーを使っていいかと断ります。
何するんだ?
ソファーのマットをガンガン殴ったり蹴ったりしている。全然腰が入って無いなぁ。
当たっても痛くなさそうだが。
それを見て「強いかもしれない」と竹山さんは笑いながら言って、宗朗君を部屋に戻します。
闘い挑んでやられたら危ないことは分かってるそうです。それだけ勝つ自信があると。
根拠は何なんだろう?
でっかい大人でも勝てると言ってますね。
竹山さん依頼者と二人きりになります。宗朗君、自分が勝てると言ってるのは本気で言っていると竹山さん
依頼者に言ってます。
これは本当に怖い人に向かって行って、大けがする可能性高いなぁ。確かに。
本気の大人と闘って、叶わないとどうやって教えたらいいか?
竹山さん、他人の子供を痛めつけることはできないと言われます。
依頼者もそれは見てられないと言われます。そうなると誰がやるか?
依頼者がやるしかない。
8歳だったら、ギリギリ勝てるんじゃないかと竹山さん言われてます。
それでも、依頼者は宗朗君を殴れないと言われます。
どうしても負ける訳には行けない。
そこで、プロに指導してもらうことに。
リバーサルジム東京スタンドアウトに向かいます。
代表の片岡誠人さん46歳。
片岡さんはブラジリアン柔術をされていた方で、総合格闘技の試合も出ておられたそうです。
レフリーもされてるのだとか。
このジムでは総合格闘技が学べます。
ここで、とりあえず相手の脇の下に手を入れて倒す方法を教わります。
依頼者、相手に体を寄せるのうまいな。
相手を倒して、上から抑えて動けなくしたら、制圧感があるのでこれで相手はまいるんじゃないかと言われます。
宗朗君は相手がお母さんだと思ったら、思いっきり戦えないので、お母さんに覆面をしてもらって、宗朗君が悪いやつとイメージしていた白と黒の縞の服を着て、唐草模様の風呂敷背負って出てきてもらうことに。
ジムに宗朗君を呼びだして戦うことに。
ジムだったら思いっきり戦えますね。
宗朗君の前に風呂敷背負って出てきた依頼者、声を出したらバレるので、吹き出しみたいなパネルを出してきた。
「お前なんかに倒せるかな?」と書いてある。
宗朗君を威嚇します。
倒せるに決まっていると宗朗君言います。
依頼者は「かかってこい!」と書いたプレートを出した。
では、マットの上で戦います。
宗朗君、両手をぶんぶん回して依頼者を殴ります。
が、捕まえると、投げ倒して、上から抑え込んだ。動けない。
取りあえず、離します。
もう一度スタンドになって戦います。
宗朗君、また殴りかかりますが、依頼者はすぐに投げ倒して、また抑え込みます。
動けない。もがく宗朗君。なんとなく涙が出てる。
くやしいんだろうなぁ。どうしようもないから。
また一回離します。
竹山さん、無理だと思ったら、まいったと言っていいと宗朗君に言いますが、宗朗君はまいったとは言いたくないと言います。でも、目には涙が。
竹山さん、依頼者の方にも話を聞きに行きます。
依頼者も泣いている。息子が悔しがっているのが辛い。
辛いけど、すべては息子のため。
もう一回やるって意地張って宗朗君が言っているから、もう一回だけ付き合ってあげましょうと竹山さん言います。
あらためて、試合再開です。
宗朗君、蹴りを入れて責めるが、倒されて抑え込まれたらもう動けない。
宗朗君ついに「参った」と言います。
宗朗君、泣いてます。
が、泥棒も泣いている。依頼者は覆面をとって、宗朗君ゴメンと泣いてます。
宗朗君はお母さんだと気が付いてなかったそうです。そして、お母さん、強かったと言います。
依頼者は無謀にも宗朗君が凶器を持っている怖い大人に立ち向かっていくのが心配だったと言います。
本気の大人にはかなわないんだということは分かって欲しかったと言います。
「ありがとう」
と宗朗君言います。
これから、悪い人を町で見つけたらどすうるか?と竹山さんに聞かれたら
「警察官を呼ぶ」と宗朗君言います。
悪いことは見逃さないけど、警察官を呼ぶと。
ただ、体が大きくなったら戦うそうです。
この後、ジムの片岡さんは宗朗君も依頼者も格闘家としての素質があるということで、ぜひともやってみたいかと薦めてそうで、二人とも総合格闘技をやろうかと相談しているそうです。
総合格闘技のジムに通ったら、世の中に強い人が一杯いる、普通の気の弱そうな体の小さい人でも滅茶苦茶強い人がいるって分かるから、無茶しなくなるのでいいかもね。
怖いもの知らずってのが一番怖いのよ。結局。