今日は大みそかです。1月2日には100回目の箱根駅伝が行われます。
そこで、12月30日に箱根駅伝についていろんなエピソードが紹介される番組がやっておりました。
その中で池井戸潤さんがご紹介されたエピソードが印象的でした。
日本テレビが箱根駅伝の中継を始めたのが今から40年くらい前のこと。その時、箱根駅伝を中継するスタッフが泊まるホテルを押さえていなかった。箱根と言えば観光地で、お正月三が日の予約はどこも満杯。
テレビクルーは300人もいるので、泊まるところが無いと中継を行うことができない。
困っていたところある旅館が大宴会場で良ければと場所を提供してくれた。
スタッフの方たちはその部屋いっぱいに布団を敷いて寝泊まりすることになります。
その時、宴会場を提供してくれたのが、箱根の小涌園という旅館。
日本テレビは感謝の気持ちを込めて、箱根駅伝の中継をする時、チェックポイントに小涌園を入れて、小涌園旅館の宣伝をしています。
未だに選手が通過する時、アナウンサーは「小涌園前を通過」って絶対言います。
箱根駅伝のチェックポイントで民間施設の名前が入っているところって他に無いそうです。
今は日本テレビの中にもそのことを知っている人は少ないらしいですね。
私の記憶では最初の頃の箱根駅伝のテレビ中継は山の区間は途中から電波が飛ばないから中継してなくて、降りてきたところから中継していたような記憶があります。
今は山の上に仮設の電波中継設備を置いて対応しているから、全区間生中継できるんですけど。
だから、中継開始初期から、小涌園は絶対に中継で入れてたってことだろうと思います。その頃はニッポン放送のラジオ中継車が一緒に走っていたなぁと言う記憶があるんですが、今はラジオ中継車走ってるのかな?走ってるか。ラジオでもやってますもんね。