関ジャム。チャット・モンチーは希望の光が無くなって、胸を張っていくんだよ。 | ご存じ無いかもしれませんが、恋愛小説家です。

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テレビ番組の感想などをこそこそと書いております。

 関ジャム、プロがどうしても語りたい!あのバンドという特集で、Base BALL Bearの小出さんが、同期のバンドのことを語っておられました。

 

 

 

 そのバンドとはチャットモンチー。「シャングリラ」という曲がヒットしたのが2006年。

 

 

 

 

3人組のガールズバンドでした。

 

小出さん曰く、日本のロックシーンはチャットモンチー以前とチャットモンチー以降に分かれるそうです。

その分水嶺となる曲が、「シャングリラ」決定的らしい。

 

 

 

小出さんはチャットモンチーと同じ事務所。事務所のショーケース的なライブで、チャットモンチーと初めて共演します。

 

小出さんは四国から出てきたばかりのチャットモンチーはきっとSONYのごり押しだと思って「どんなもんじゃい」と思って見ていたら、シャングリラを聞いてみて、ガーンと来たそうです。

自分は4年間下北で頑張ってきたのに何だったんだと思ったそうです。今まで聞いたことのないタイプの曲だったそうです。

 

Base Ball Bearはインディーズから下積みでやってきて、4年間やってやっとデビューできるってなったのに

 

四国からいきなり出てきたバンドが、今まで聞いたこと無いような曲をいきなりやったから。小出さんはショックが大きかったのだとか。

 

 女性バンドをアップデートしたような佇まいがチャットモンチーにはあったそうです。ガールズバンドってくくりがまずどうなんだって話ですね。

チャットモンチーはガーリーな感じで出てこないで、普段着で出てきた感じだったそうです。

 

チャットモンチー以前はガーリーなおしゃれな感じの女性バンドが多かったんだけど、チャットモンチー以降は、普段着なバンドが増えたそうです。

 

川村絵音さんもチャットモンチーの「湯気」って曲に衝撃を受けたそうです。

カッコよさもあるし、かわいげもある中間なバンドで新鮮があったそうです。

絵音さんはチャットモンチーのトリビュートアルバムにも参加。オファーは無かったのですが、出たいってツイートしたら、オファーが来たので、裏口入学って言われたそうです。

 

 

 

 

 

さらにチャットモンチーしかできない製作スタイルがあるそうです。

 

 シャングリラって曲は4/4なのになぜか1拍余って、4/5になってるそうです。

それのせいで、次のサビの「シャングリラ」が新鮮に聞こえるそうです。

チャットモンチーは曲を作る時、9割がた詞が先だそうで、その関係で、詞が1拍余っちゃったからそうなったそうです。

ほんまかいな。

チャットは3人組で、3人とも詞が書ける。

橋本絵莉子さんはエモーショナルな詞を書いて、髙橋久美子さんは詩的、ポエムで、福岡晃子さんはポップスらしい歌詞なのだとか。

タイアップ物はだから、福岡さんが書く。

曲を書くのは橋本さんだけなので、詞が3パターンで曲が一人というのがバランスがいいのでは?

ということらしい。

「ハナノユメ」という曲は高橋さん

 

 

 

「染まるよ」が福岡晃子さん

 

 

「恋愛スピリッツ」が橋本絵莉子さん

 

 

 

と三者三様の曲になる。

 

2008年には武道館公演を行い、2011年には高橋久美子さんが脱退。二人編成となり、2018年に解散します。

 

解散してたの知らなかったな。

 

ラストステージがチャットモンチー主催のこなそんフェス2018というライブで、地元徳島で開催したそうです。

 

このイベントには小出さんのバンドと、もう一つシュノーケルという同じ事務所で同期のバンドも出たそうです。

このバンドは2010年に活動休止していたけども、2014年に再開したそうです。

デビュー当時はこの3組で一緒にツアーを回ったそうです。

この3組が再び集まったのが最後のフェスだったので、最後に一緒にチャットモンチーのシャングリラを演奏しようという話になったそうです。

 せっかくだからと、この当時は2人組になっていたチャットモンチーで、一人脱退していた高橋さんをチャットモンチーやお客さんに内緒で呼んだそうです。

 その様子がVTRで流れます。

小出さんが「今日友達を連れてきた」って言って連れてきたのが、髙橋さん。会場大盛り上がり。

高橋さん、7年ぶりのステージでドラムを叩きます。

もう、チャットモンチーの二人泣いてしまって、絵莉子さんの歌が涙声。

 

 

 

小出さんはラストライブで一緒に演奏した時に

「胸を張って歩けよ 前を見て歩けよ 希望の光なんてなくたっていいじゃないか」というフレーズを聞いて

普遍的な曲とはこういうことかと思い知らされたそうです。

この歌詞の部分だけ、3人だけで演奏してますね。

 

 このステージでチャットモンチーは音楽活動を終了します。

 

関ジャム史上ベスト5に入るんじゃないかと言われてます。

 

このシャングリラの歌詞ってなんのことを言ってるのかよく分からないところがあるのですが、最後にこの曲を最後に聞いて、ああって小出さんは思ったそうです。

 

もう解散して、この3人はこの先どうなるか分からない、お先真っ暗かもしれないけども、胸を張って歩けよと歌っている訳です。

腑に落ちたって。

 

 私はチャットモンチーってシャングリラくらいしか知らないんだけど、この番組を見て、じっくり聞いてみないといけないなぁと思ったのでした。

関ジャム毎週見てるとたまにこれがあるんだよなぁ。