ニトリルの手袋と思ったら、実はただのビニール?都が悪いのか?業者が悪いのか?中国製品が悪いのか? | ご存じ無いかもしれませんが、恋愛小説家です。

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テレビ番組の感想などをこそこそと書いております。

週刊文春に「厚労省に加え東京都にも偽手袋が納入されていた」という記事が載りました。

 なんでも6月3日号に厚生省が公募した医療用ガウンが、国内西方品に限るとの条件に反し、中国縫製品が納入されていたという疑惑が文春に載っていたらしい。

 その問題の商品を納めていた会社が船山。船山が製品の手配をしたのがニューズ・トレーディングという会社。

 その船山が、今度は東京都から医療用ニトリル手袋を2億8千万円で受注していたらしい。

 

  このニトリル手袋と言うのは値段はポリビニールの手袋よりも倍ほどするけども、密着率が高く、細かい作業がしやすく、針刺防止、感染防御をしやすいらしい。

 実はある医療メーカーがニューズ社から、ニトリルの手袋を5千万円分購入した。そこにはスイスの認証機関がニトリルが36%を含まれていると証明した証明書が付いていたものの、手袋のパッケージにはビニール手袋と書かれていたそうです。

ニューズ社の社長は同じ製品を都にも納入しているから大丈夫と言っていたらしい。

 そこで、文春がスイスの証明機関SGSに確認したとこころ、証明書には全く価値が無いと言われたそうだ。

偽物だったってことですね。実際にはポリビニール55%、ニトリルは3.5%しか含まれていなかったそうだ。

証明書が偽物で、中身も当然偽物。

 そこで、文春は東京都に確認したところ、納入された手袋は騙された医療会社に納入されたものと同じ製品で型番。都が確認したところ、都に納入された製品もニトリルが主成分では無いことが判明したそうです。

 船山が都に提出した成分表はある医療メーカーに提出されたものと同じだったそうです。

ニューズ社が出したんだから同じでしょうね。

東京都は船山に事実確認を支持して、現在調査中とのこと。手袋は一部配布されているそうです。

医療機関で、ポリビニールの手袋を使ったらどうなるんだろうな?問題がいろいろとおきそうだ。

 文春はニューズ社にも取材してます。ニューズ社は中国の輸入会社から、商品を入手したそうですが、中国の会社からはニトリル成分が36%という結果を入手していて、そのように認識していたとのこと。

ニューズ社も船山も自社で検査しないのかな?右から左に流すだけ?東京都も納入品受入検査って厳しくやってると思っていたけど、結構ざるなんだな。この分だといろんな偽物掴まされていそうだ。