ある職員さんが、当選後の市長と、選挙期間の話になった時、
「『疲れた』と思ったことがない」
と言っていたらしい。
(最近聞いた)
たしかに、竹山おさみという候補者は、疲れ知らずの強靭な体力で、選挙戦を駆け抜けた。
63歳にして休むことなく、選挙区の隅から隅まで走り回ったこの体力こそが、私は最大の勝因の一つとも思っている。
しかし!
「『疲れた』と思ったことがない」
というのは、誤りである。
私は一度こう言われたのだ。
「疲れてんやから、それは勘弁してやあ!」
と。
さて、その「それ」とは?
選挙運動は、投票日前日までしかできない。
しかし、当たり前の話だが、投票日でも、外出は許されている。
投票日時点では、かなり顔も売れていた候補者である。
町を歩けば声もかけられる。
そうすれば会話にもなる。
もちろんタスキなんかはつけれるわけもなく、投票依頼もできないが、
相手が竹山おさみを認識してくれれば、、
行く予定のなかった投票に行ってくれるかもしれないし、
あるいは、今日が投票日だと、忘れていたのを思い出してくれるかもしれないし、
あるいは、そのちょっとしたやりとりで、竹山おさみに親しみを感じてくれるかもしれない。
そこで、陣営が本人にやらせようとしたのが、
「朝のジョギング」
本人は普段から、土日の朝など、公務のスタート時間が遅い時には、近所の公園を走っている。
たいていコースも一定なので、声を掛けられることも多い。
私はこれで、10票は上積みできる、と考えたのだ。
しかし、本人からは先述の反応で、あえなく却下。
まあ、仕方ない。
そりゃ、疲れも相当溜まり、最終日で完全燃焼した後だったし。
(0時まで駅立ち)
結局、ジョギングには行かず、
亀の湯に行くことになった。
これまた土日によく行く、スーパー銭湯。
きっと、裸の付き合いで、それなりにゲットしてくれたことだろう。
しかし、
それでも私は思った。
万一、数票差で負けることがあったら…
私は、ジョギングと温泉、「両方に行かせればよかった」と、心から後悔したことだろう。
勝ってよかった、よかった。
そんな、投票日の舞台裏レポートでした…。
ちなみに別の時のだけど、
ジョギングに行く時は、こんなかんじです。
竹山おさみスタッフ