大学生の方が、バイトを辞めさせてくれなかった、また、包丁で刺されたとして、訴訟を起こしているようです。
http://mainichi.jp/articles/20160914/k00/00m/040/074000c


ちょうど、私は弁護士会の仕事で、高校生にブラックバイト対策を教える講義案を作っていましたので、大変興味深いニュースだと思いました。

ブラックバイトでも
・テスト前なのに休ませてもらえない
・シフトを過剰に入れられる、あるいは入れてもらえない
・残業代をくれない
・仕事でミスをしたとして罰金を求められる
・辞めさせㇾくれない
・いじめ、パワハラ、暴力
・不当に解雇された

など、さまざまな問題があります。

まず、テスト前なのに休ませてもらえない

これは、労働者と使用者の間で、契約時にきちんと確認しておくことが重要でしょう。

使用者の立場でいえば、極端なことを言ってしまえば、「テスト前に入れないなんて知らない」場合もあるでしょう。

働く側も当然休めると思わずに、きちんと確認しておくことが重要です。

シフトに関しても、「目安としてどれくらい入るのか」確認しておきましょう。

理想を言えば、やりとりを契約書にしておくのがいいのですが、難しい場合は、録音しておくのも手です。

ブラックバイトについては、正しい知識を身に付けて、対応する力をつけていくのが一番の対策だと思います。

いろいろな本が出てますが、一度労働法をしっかり勉強するのも一つの手でしょう。
新書ですが本格的で少し硬派な本。
水町先生は、労働法ではかなりの著名な学者の方です。

労働法入門 (岩波新書)/岩波書店

¥907
Amazon.co.jp




新橋虎ノ門法律事務所
共同代表弁護士 武山茂樹


面白いと思ってくださった方は、クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村



弁護士 ブログランキングへ