厨房施工は現場寸法と調整で精度は決まる/仕事にプライドを持て | 厨房設計/繁盛店づくりの新しい厨房計画を学ぶ/竹谷経営塾。ティファーズコンサルティング

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厨房設計/飲食店開業繁盛づくりを目指す人へのアドバイスをするブログ、飲食店コンサルタント「ティファーズコンサルティングの竹谷稔宏。その他厨房会社設計部門など飲食店の心臓部である飲食店の厨房設計について解りやすく解説する講座です。

厨房施工は現場寸法と調整で精度は決まる/仕事にプライドを持て


エーエフディーコンサルタンツ竹谷稔宏/飲食店の厨房設計講座



これはでも飲食店の厨房施工に限らず、内装側との現場寸法や取り合い確認を怠ると厨房の施工精度は低いレベルに留まってしまうことはしばしば話題にあげてきた。

しかし全体的には厨房設計やクライアント側が納得できる厨房施工に納まっていないことは、厨房の仕事そのものにプライドや使命感に欠けていることが大きな原因の一つであろう。


現場に納まって厨房機器やラインの並びなど板金の制作技術や精度は仕事のレベルが低ければすぐに現場に現れてしまう。何故に現場ごとにその精度のレベルが左右されるかは現場担当者やその現場を管理する責任者の意識で大きくきまることだ。


エーエフディーコンサルタンツ竹谷稔宏/飲食店の厨房設計講座
まず厨房施工の起点は現場の墨だしがしっかりしていなければ、基本設計や単品図通りに機器が納まらないことは周知のはずが、何故か現場での内装業者の監督や店づくりに関わる業者との打ち合わせに欠けているのが現実であり、仕事へのことなかれ主義が露呈してしまうだろうしむしろ怖い部分でもあろう。


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我々が現場のチェックをすれば、内装側の壁がふけてきたために、うまく厨房機器が納まらないとか、厨房機器の納まりの悪さはあくまでも厨房に関わる業者の仕事が悪いことが原因であると言い訳をすることこそ、現場調整を怠っていた結果であることを自覚しなければならない。


よく厨房業界は厨房会社の担当者で厨房の精度が異なるという意見をよく耳にする機会がある。この現実が意味するものは、その現場を担当者の仕事へのモラルや意識レベルにあることを肝に銘じておかなければならない。


厨房会社の「仕事はこんなものだ!」とクライアントから言われながらも、一向に改善や改革ができないところに大きな問題があるのだ。


厨房が綺麗に納まることは普通のことであり、後で後悔するような仕事をしてはならない、もっと 仕事への取り組み方を改めて自問自答するべきである