厨房企業の新たな一歩を踏み出せ | 厨房設計/繁盛店づくりの新しい厨房計画を学ぶ/竹谷経営塾。ティファーズコンサルティング

厨房設計/繁盛店づくりの新しい厨房計画を学ぶ/竹谷経営塾。ティファーズコンサルティング

厨房設計/飲食店開業繁盛づくりを目指す人へのアドバイスをするブログ、飲食店コンサルタント「ティファーズコンサルティングの竹谷稔宏。その他厨房会社設計部門など飲食店の心臓部である飲食店の厨房設計について解りやすく解説する講座です。

厨房企業の新たな一歩を踏み出せ

3.11の東北震災を乗り越えて1年を迎えようとしている今改めて企業とし何を考え将来的にどのような戦略を立てるかは各社の趨勢を大きく左右することになるだろう。
もうすでに東北地方へのマーケットは期待できないと戦略を大きく変える企業など震災は市場を小さいものにしてしまっていることは否めない現実である。
またすでに海外アジア圏や市場拡大の活路を見いだすなど企業の方向性を大きく舵をとる会社もあれば、これまでの継続的業務で利益構造を変えるなどリストラや活性化で活路を見いだすなどその手法は各社多種多様であることだ。


しかしほとんどの企業は現状維持を守るというどちらかといえば責めではなく守りの保守的戦略から抜け出すことができないばかりかこれといった企業の成長に繋がる活路を探すことができずにいることも現実である。
これからの時代に適合したビジネスの方向性を見いだせないということは、現在の厨房業界の置かれているポジションが理解できていないばかりか、クライアントニーズを的確に分析し内容を捉えていないことに大きな問題があることだ。
もはや厨房機器そのものの機能や特徴だけではクライアントに支持してもらえない時代であり、アフターフォローやケアーができる企業に支持が集まるという付加価値時代の到来である。
この業界は担当者の良し悪しで仕事が受注できたり、担当者自身をクライアント側に気に入ってもらうことは、大変に重要なポイントになっていることは否めない。


いわゆる新しい時代への方向性は大きく2つのポイントがある。新規顧客対策は勿論継続的に進めなければならないが、社員教育を基礎から見直していくことだろう。クライアントによって厨房会社の評価が変わる原因は担当者の企業への対応が標準化されていないことの現れであること。

企業としての人材を作り上げることだ。2つ目は、クライアントニーズに適合した厨房機器開発を進めること。いまや外食はこだわりや差別化でビジネスの盛衰が大きく左右される時代である。他社競争店にはないオリジナル性がある機器開発に積極的に取り組むことだ。


また厨房機器を販売すれば終わりという仕事ではないため、メンテナンスフォローや対応が早い厨房会社は自然と評価が高くなることだ。
これまでの「川の流れに身を任せる発想から独自の路線へ」と方向性を転換し新しいスタンスを見いだし実行していく信念と勇気を持つことこそ、明日への新しい企業としての一歩を踏みことに繋がるはずだ。
新しい時代の企業方針を創造するために。