一生懸命、休まず、学校にも塾にも通い、
宿題や課題をきちんとこなしているのにも関わらず、
テストで点数がなかなか伸びない子どもたちがいます。
実は、その子たちには、
共通した「ある特徴」があります。
それは、
「解き急ぐあまり、問題を拾い読みしてしまい、
丁寧に読まず解答している」
ということです。
一見、日頃の学習態度は問題なく、
良い生徒のように見えますが、
実際に問題を解くときに、
きちんと問題を読んでいないという事実があります。
もしも、お心当たりがあるようでしたら、
一度、お子さんが練習問題を解くときに、
そばについて、
解答スピードを確認してみてください。
おそらく、意外と速いスピードで解くはずです。
これは演習問題の解きこなしの弊害と言いますか、
もしくは、
解答時間内で効率よく解かなければならない
という使命感からなのか、
そのように解き進めているようです。
そもそも、問題文を一瞥しただけで、
きちんと理解せず、
とにかく解き進むという考えが優先してしまい、
本来、落ち着いて解けば、
何でもないような問題を早とちりして、
凡ミスを頻発してしまうという結果です。
そのため、
凡ミス率が普通の成績の子たちに比べ、
圧倒的に高く、テスト後の解答解説で、
「わかっていたのに~!」と
絶叫することになります。
ですから、
対策はいたって簡単です。
つまり、時間をかけてもいいので、
「問題文をしっかり読んで解く!」
ということを心がければよいだけです。
実際、当塾の生徒は、
時間オーバーしてもいいという条件で、
そのかわり、しっかり問題を読んで解く
ように指導しました。
すると、
この凡ミス対策をしただけで、
平均15~20点得点が上がりました。
ですので、このような生徒であれば、
おそらく、対策次第では、
平均30~40点上がる可能性があります。
スピードは自ずとついてきて、
時間内で解けるようになりますので、
そこは心配する必要のないところです。
すぐにでもできる対策ですので、
是非試してみてください。