例えば、英語の勉強って試験で良い点を取るためなら単語丸暗記例文丸暗記答え丸暗記で事足りる。というか、その方が効率的なんだろう。

良い点は良い選択肢良い将来に繋がるだろうし達成感もきっとある。


学生時代に丸暗記した科目もあるけれど、

外国語はテストの結果には全く興味なく、

読みたい本を読み、発信し(雑誌に載ったりね)、興味のある人と話し、外国の企業に就職して、外国語が私の生活そのものだった、切っても切り離せないもの、そう『八秒で飛べ』のエンディングであった言葉、実用的な意味があってもなくても私が夢中なもの。


テニスも同じで、私は試合の勝敗には興味がなく、

走ってボールに追いついて、しっかり打つテニスそのものが好き。


勝つためなら、きっとスライスをマスターして、守備を広げかつミスを減らし、相手を走らせるコントロール力を身につけるのが王道なんだろう。

勝つことは楽しいし達成感があるし自信にも繋がる。


でもそれでは、生活から切り離せないほど夢中にはなれない、私の場合は。

負けても手離せないもの、それはシンプルなテニス。

運動理論にかなっているから、怪我もしないし、世界も広がるし、体も心も健やかになる。


そんなテニスをしたいのだけど、今のコーチとはどこかで見る世界が異なる。

日本一位なのだから、その強さを学ばせてもらってはいるが、

たまにやる学生とのテニス、あるいは学生上がりの女性たちとのテニスは、文句なしに楽しい、勝敗の向こうにあるスポーツの楽しさがある。


私は本当は選手クラスのコーチにつきたい。

外国のね。

年齢性別関係なく、テニスはひとつ基本は同じ、と言い切るコーチたちに。