凪の人
登山家の山野井妙子を紹介した本である。出版は昨年。山野井妙子について書かれた本は何冊か読んでいるが(中でも、凍傷医師の金田正樹の「感謝されない医者ーある凍傷DR.のモノローグ」で描かれる山野井妙子の強さは圧巻である)、谷口ジョイを紹介してくれた方のおすすめの本とあって、是非とも読みたいと思った。妙子が生まれた時から現在まで。私とほぼ同年代の女性だが、生い立ちに共通するところはあまりない。それでも、現在の彼女の自然体の暮らし方、日々の生活を大切に夫や友人たちと仲良く暮らす姿には感銘を受ける。私は真逆である。夫もいないし、友人たちといると話題がなくて疲れる。お金のない事を嘆くし、衰えていく体で毎日やる事もない。ないないづくし。妙子は持たない事を選択し、自分が動く事で贅沢な時間を確保する。凪のように静かだが、強い。彼女のように生きたいなあ、少なくとも大嫌いな家事を楽しんでできるようになりたい。昨日は、安いプラムを買ってきてジャムを作った。プラムって、硬くてなかなか種が取れないし、砂糖で1時間煮ても煮崩れない。ジャムではなく砂糖煮になった。でも、今朝パンにつけてみると、「これまでのジャムで一番美味しい!」と、家人が大絶賛(笑)。料理の不思議・マジックですね。