ウー・レイ主演のテニスドラマ、

主人公がクラブ内ナンバーワンプレーヤーになって、次は国際試合にエントリーするかどうかという設定になった。

今のレベルでは、試合に出られてもまず負ける。


主人公の恋人(マネージャー)の元上司が言う。

「彼は特別枠に値する選手か?

高レベルの大会に出て--勝てるのか?

必ず負ける試合に出場させるなんて--選手を辱める仕打ちだぞ」

恋人。

「負けてもポイントがつくし--

国際大会への出場歴が残る。

ただもしかしたら挫折するかもしれない」


さも私が言われているかのように感じた。

次の試合に私がエントリーできること自体が奇跡だ。


ウー・レイは、

「君のせいで僕が挫折するってか?」まさか、と笑って言う。

「試合は誰が負けたっておかしくない。

もし出場できたら、その時は精一杯やるだけ。

特別枠でのエントリーがダメだったら、来週、自力で出場する」


成長しましたね〜、ウー・レイさま。


そして、私も精一杯やるだけ。

負けても私は挫折しない。次の試合に向けてまた練習するだけ。


(負けたあとは、30分だけ落ち込んで泣きそうになる。

でも、30分だけ。

私のコーチは決勝で負けて本当に悔しくて涙したらしい。そう言えば、私の憧れの選手も同じことを言ってた!

私なら、決勝に残れただけで嬉しくて、満足して帰ったと思う。

どんなに強くなっても、どんなに勝ちを重ねても、負けて悔しいことがあるんだ。

競技をしていれば、必ずみんな経験する負け、挫折感、でも、また来週挑戦すればいいだけ!)