中国ドラマ Nothing but you (ウー・レイがテニス選手を演じてます)の中に出てくるセリフがいい。いつもメモを取っている。

 

その中に、先日のレッスンがそのまま再現されたような言葉があった。

 

「ボールの軌道、

最も意識すべきことはこれだ。

そのうえで技術を磨き、球を自在に操れ。

それができれば最も優秀な選手になれる」

「1時間のうちボールが動くのは13分。

残りの時間は思考に費やされる。

頭を使ったプレーとは、

打った球がどこに落ちるか、

相手がどんな球をどこに返すか、

少なくとも3手先を読め。

つまりテニスの核は戦略にこそある」

 

私は今まで日本の一流プレーヤーたちに個人レッスンを受けてきた。

打ち方もそれぞれ、フォームもそれぞれ、強みもそれぞれだったが、

「ゲーム戦略」を核にしたレッスンは今のコーチが初めてかもしれない。

 

(ドしろうとだから、打ち方も習う必要があるんだけどね)、そんな私に勇気をくれる言葉もある。

 

「(あいつは)また人に質問している。

やつは観察力と再現性に優れ、

技を盗む力がある。

やつはテニスに向いている。

天性の勘があり、賢くて真面目だ」

(私のことだ、私は「ものまねし」だから)

 

あ、と、久しぶりに再確認したこともある。

 

「一流選手がフォアで打つ球の高さは、ネットの1メートル上、バレーのネットの高さに相当する」

スクールで打ち合う男性たちのボールは低くて(スライスかフラットがメインで)、私もついつい周りに合わせてしまうが、ブノアに言われていたのはもっと軌道の高い深いボールを打てということだった。

テニスの基本は順回転ボールだった。

ついつい忘れそうになる。

 

「”勝ちたい”、これがスポーツの本質だ」

賛成だ。

「勝ちたい」、勝ちを目指して日々努力する。

でも、「勝たなきゃ意味が無い」ではない。