男子シングルスは、「練習会」も「試合」も増えてきたのに、
なぜ女子シングルスは日の目を見ないのか。
先日の練習会で、参加者のみなさまから「ダブルスはしないの?!」「女子でそんな人はじめて見た!」「ぼくたちも普段はダブルスをやってて、こうやって機会があるときだけシングルスを試しにやってみるんだけど」と言われた。
それで、考えてみた。
女子はなぜシングルスをしないのか。
自立できていないから?(仲間はいない、周りはみんな対戦相手)
責任を負いたくないから?(負けたら自分の責任)
ランチ会ができないから?(試合に勝っても負けても、試合後はひとりで反省会をしたい)
ビリージーンの本を読んでいると、社会のシステムに社会の考え方に原因があるんではないか?と思う。(シングルスをしていても、仲間は増えるし、試合後にランチ会もするし、責任は「コーチにあります」と言ってくれるし)
家にいて夫を支え、暇な時に「家庭婦人テニス」をしてください、っていう政治家や企業の思惑。
日本はそもそも女子テニスの方が結果を出しているのに、なぜか男子ばかりがサポートを受ける。
テレビで女子の試合はほとんど放送されない。
それって、おかしくない?
(だから、私は男子テニスのサポートはしない)
テニスをもっともっとしたいのだけど、
私は再来年から仕事が増える。
この歳になって仕事が増えるって本当にありがたい、社会から必要とされていることに感謝の気持ちしかない。もちろん、経済的な面からも助かる。
だから、テニスは週末しかできなくなるかもしれない、試合エントリーは70歳までいったん中止するかもしれない。
やりたいことって、「楽しい趣味」ではなく、少しでも社会に貢献できることだと思うから、
私の軸はやっぱり「仕事」である。
テニスは続けるけどね、アルカラスの言葉、
「挑戦し続けて、強い気持ちのままいられれば、最後には何でも上手くいくよ」
を信じて、続ける。