試合の申し込み期限が月曜までで、

周りが花粉症で鼻水だらだらなのを見て、

もしかしたら、私も花粉症の症状かも?と期待をして(試合に行こう!レジェンド選手を見に行こう、大好きな選手たちにもんでもらおう!)、医者に聞いてみた。

「試合に出れますか?」

ところが、私の咳は花粉症ではなくコロナの後遺症らしい、ぜんそくのようにヒューヒューいいながら痰の絡まる咳をする、咳ごんだらしばらく止まらない。

鼻詰まりがひどく、テニスの合間にティッシュの箱が欠かせない。

微熱が続く。

「無理でしょう」…

 

ひざの屈伸ができず、階段を下りるのに一苦労で、(これはもう慣れた症状である、特に気にならない)

最近は右手の中指が曲がらなくなった(ラケットを強く握るな、と言われるが、今の私はラケットを握れません)。

そのことも告げると、

「抗がん剤が効いていますね、たぶん再発はしないですよ」と言われた。

中指の治療は、整形外科で注射や手術も可能で、治るらしい。

テニスができているから、大丈夫。テニスをしていると、すべては老化だと受け止めてそれなりに対処できるようになる。

 

勝てなくても、自分、結構すごいやん、と思った。

好きなもの、本気でやりたいことは、苦にならない。それだけでなく、苦痛も幸せになる、テニスできるだけで人生は楽しい。