私は、テニスの練習は強くて重くて質の良いボールを打つことから始めた方が良いと思っている。

その後で、コントロールや組み立てや遊びの要素も取り入れていけばいいかな、と。

小さな頃はそれでは勝てないけど、いずれ勝てるようになる。


シングルステニス愛好家は圧倒的に男子の方が多くて、

ボールの速さや回転量で女子はついていけない。


昨日、

「ぼくたちは永遠思春期男子のままの、思い切り打つだけのテニスで、

タケさんの安定テニスはすばらしいと思います」と言われて、苦笑、私は女子シングルスのプレーヤーの中ではミスの多い攻めすぎプレーヤーである。

「打てる人は、6割の力でゲームをすると安定するでしょう?

私はさらに4割アップする余裕が無いから、強いボールを打てと言われても打てないんです」

と答えると、なるほどと納得していた。


私にシングルスを教えてくれた女性は、男子にも負けないプレーヤーだった。

生活をかけて闘うプロは、条件を等しくするべきだと思うけど、

趣味愛好家は、年齢性別を超えて楽しめばいいと思っている。

私は女子だから、高齢だから負けるのではなく、弱いから負けるのである。


ラリーでは、バウンド後に相手の頭上を越えるボールを私は打てるのに、なぜゲームの中でこのボールを打てないのだろう?

相手が私の打点に入らせないボールを打つからだろうけど、つまりは、相手に先に攻められている。

サーブとリターン、大事だなと思う。


スクールを継続するのなら、男子に勝てるプレーヤーになりたいと思う。

(弱いボールしか打てなくて)相手に悪いな、と思う気持ちは捨てよう。