昨日の山登りでは、途中で「下山組」と「登山継続組」に分けられた。

雨が降り続いていて、怪我のリスクがあると判断されたからである。

 

そんな時、私は(怖がりなので)「下山組」に行く。

そして、私を知っている人たち(ランナーですね)から「それはあかん。ちゃんと自分のレベルに行こう」とたしなめられる。

でも、昨日は知っている人が一人もいなかったので、判断に迷った。

 

下山組に行く理由は、

怪我をしたくないこと、関節が固まっていること、下りが下手なこと。

 

しかし、よく考えてみた。

元々、これは「初級レベル」の登山道で、「ウオーキング」がツアー名だった。

登山継続組には、

レインウエアーを持ってきていない人(信じられない)、靴の底がはがれてパカパカ状態の人(信じられない)、100円ショップの長いナイロン合羽を着ている人、普通の杖をついている人などがいっぱいいた。

そこでガイドさんに具体的な「難易度」を聞いてみた。すると、

「下りはいいけれど、急な登りがあるので」と言われた。

ん?山好きには理解できない説明だった。

怪我をするのは下りである。レベルは「下りの安定度と速度」で決まると思う。

登れなければ、そこで引き返せばいいのである、ゴールが頂上ならば、後ろの人にお尻を持ち上げてもらえばいい(何度もそうしてもらっている(笑))。

行けると判断して、継続組に入った。そして、「ちょっと難しいハイキング」を息も切れず終了した。

 

(テニスのレベルもそうなんではないか。

明らかに初級レベルの人が「中級レベル」に行きたがる、学生部活テニス歴のある人が「初級レベル」に入る。

レベルって、「何を練習したいか」であって、その人の能力とは関係ないのではないか)

 

昨日の登山で改めて教えてもらったこと。

・靴は大事。私は山ランシューズを愛用するが、通気性が良い分、すぐに靴の中に水が入る。

雨の日に靴の上から被せるアルミ板カバーをガイドさんがつけていていいな、と思った。買いに行こう。

・靴の裏がパックリはがれた参加者の靴を、ガイドさんはテーピングで修理していた。やっぱりテーピングはいつも携帯しよう。

・着替えたが(個人の登山なら山登り後には必ず「温泉」をセットする)、雨の後のエアコンは体の芯まで冷えた。町に降りてきても、家に帰っても、この体の芯の冷えは取れなかった。

これが山の中だったら…と思うとぞっとする。低体温って怖い。

 

そして、ピラティスで自分の身体が強くなっている実感である。ひざは痛まなかった、動く石の上でも体幹バランスで揺れなかった、股関節も柔らかくなりつつあり上りも下りも大きな一歩が出た。