ジル・シモンの『Ce sport qui rend fou』を読み始めた。
第一章はフランスのコート状況について。
フランスのテニス界は、すばらしい教育システムを持っている。
国が、才能ある子を見逃さずフォローする。
だから、数多くの才能あふれるテニス選手が育っているのに、
それでも、なぜかグランドスラムでは優勝できない。
フランスの練習コートは、インドアハードコートが主流である。
球足の速いハードコートでは、スピーディな展開が求められる。太陽の影響も風の影響も受けない。テイクバックはコンパクトに、中に踏み込んでボールを叩く。
でも、テニスの試合がインドアハードコートで行われるのは試合全体のたったの4分の1。
グランドスラムでは皆無である。
だから、グランドスラムでは勝てない。
ジュニア時代に経験するコートが、その後選手として成功するかどうかを決める、と。
それなら、日本はどうなのか。オムニコートでの試合なんてテレビでは見たことが無い。
だから、日本選手は世界で勝てないのか。(錦織はアメリカで育った選手だ。大坂も)
私は個人的にはオムニコートは大嫌い。
ボールは弾まないし、足を取られる。球足は遅いのに、バウンド後に滑ってくる。
長い間所属したテニススクールは、インドアハードコートだった。
(だから私は、フランステニスが大好きなのか)
ジュニアはハードコートかクレーコートで練習したほうがいいのかな。でも、日本のジュニアの試合はオムニばかりなんだろうか。
それじゃ、やっぱりアメリカに行った方がいいのか。