「奇跡のレッスン、女子テニス編」のコーチは、あのサーシャ・バインだった。

 

最後の試合で負けた選手にかけた言葉が、

「試合は「勝つ」か「学ぶ」かだよ、「負け」は無いんだよ」

そうか。

私は毎日、学び続けているんだ。

 

そして、何度も繰り返し言っていたのが、

「勝ち負けを気にしないで」

「相手は関係ない」

「相手のプレーは自分ではコントロールできない」

だから、

「目の前に来たボールに自分が何をできるか考えるんだ」

「目の前のボールをしっかり打つ。自分のすべきことに集中すれば結果はついてくる」

「コントロールできるのは自分のプレーなんだ」

 

「足は脳が動かす」というのも、納得がいった。

足が動かないのは、脳が足を動かそうとしていないだけなんだ、

筋力の問題よりも、自分で自分に限界を作っている脳の問題なんだ。

 

今日は雨が降ったので、インドアでテニスをした。

できていたはずのことがまたできなくなっていた、スマッシュとフォアのコースの打ち分け。

ボールから目が離れていて、身体が先に回り始めているから、身体が開いてコントロールできていないんだ、とコーチはアドバイスをくれた。

いつもながら、本当に的確な分析である。

サーシャコーチの言う通り、「目の前のボールに集中」しなきゃいけない。

 

私にとっては、サーシャより今の私のコーチの方が「最強コーチ」だ。

(でも、テレビ撮影場所は近くの高校だった、見学に行けばよかったな)