昨日、1か月ぶりにゴミ出しに行った。
山登りである。片道1時間。
途中にコンビニはない。
山の上にもコンビニはない。
延々と登り坂が続く。
汗が出てきた。
汗をぬぐう余裕はない。
台車から手を放すことができないからだ。
木々の緑を楽しむ余裕もない。
ただ、前へ、前へ、前進あるのみ!

ようやく下り坂に来た。
そしたら、これも地獄だ。
台車が重いのでどんどん前に進んでしまうので、
必死に台車を支えるために無駄に筋肉を使う。
踏ん張りすぎてトイレに行きたくなったのだが、
この辺りにトイレはない。
私は人間としての尊厳を守るために頑張った。
そして、ゴミを出した。
頭からは汗。目からは涙だ。
やり遂げたという感動があった。

途中にあったサルビアの花の蜜を吸った。
空は広いなと思った。
いい風が吹いていた。