★竹内睦泰(無茶庵朝日記)
天地<あまつち>の恵みをいただく。
動物も、植物も、そして水も、“命”あるものである。
すべて神とするのが古神道だ。
排泄物にも神の名前がついてるくらいだ。
何かを食べることは、すべて他の命をいただく行為だ。
“命”に、動物、植物の区別はない。
古神道には不浄はない。
食への思想、信仰はいろいろあるだろう。
動物を食べてはいけないというのは仏教思想だ。
お釈迦様が死んで数十年後につくられた教典だ。
お釈迦様は苦行をして山を下りた時、
スジャータという少女から牛乳をいただいている。
ということで、開祖も動物性のものを飲んでいる。
そして苦行は必要ないと悟りを開いたのだ。
僕は食べる前に必ず
「天地<あまつち>の恵み、ありがたくいただきます」
と感謝の意を捧げてからいただく。
「いただきます」
というのは省略語だ。
旧石器時代はマンモスを食べていた。
クローン技術が進化したらぜひ食べてみたいものだ。