★今日の書見は和漢薬
僕は薬を飲むのが嫌いです。
自然治癒能力を信じています。
思うに飲んだ薬は正露丸くらい。
日露戦争の時の事前演習で
もっとも苦しめられたのが下痢。
ロシアを倒すために作成されたのが
「征露丸」。いまの「正露丸」。
あとは「熊胆(ゆうたん)」かな。
歴史を紐解くとオオクニヌシが
因幡の白兎を助けたのも薬の一種かも。
聖徳太子は598年に語った言葉に
「薬草は民を養う要物なり」と語る。
日本最古の医学書は
丹波康頼の「医心方」(984)。
有名なのは江戸時代の
貝原益軒の「大和本草」(1709)だね。
漢方では神代(BC3千年。伝説だが)
神農という伝説の帝王がいる。
これを400年代に陶弘景が
「神皇本草経」にまとめた。
有名なのは明代にまとめられた
「本草綱目」李時珍である。
これには<三相漢方薬>が
毒性・副作用が少ないと書かれている。
主なものは
クマザサ・しいたけ・蜜柑の皮(陳皮)である。
一応加工して使う。
熊笹はエキスをつくり、陳皮は乾燥させる。
熊笹エキスは細胞修繕薬と考えてよい。
功能はガン・糖尿病・胃腸炎とされている。
陳皮は僕の好きなカレー屋の隠し味は陳皮。
道理で癖になる味だと思った。