これから起業したいという方や、起業をうまく行かせたいというご相談を数多く受けています。
よくお聞きするのは、「自分がとにかく頑張らないと」 …という思いが溢れすぎて、肩や全身に力が入っているというケース。
肩や首がギューッと力んでいるので、ご相談を聴く前に想像できることも多いのです。
その勢いで売り込まれたら、お客様が引いてしまいます…（笑）
とは言っても、これまでどこかにお勤めだった方が 「いざ起業」 と考えると、すべてを自分で受け持たなければと力んでしまうのも、もちろん分かります。
これまでの収入が就職先の会社に頼っていたところが、独立すると、どうエネルギーを向ければ良いか、混乱しますよね。
もちろん、これまで以上にお客様のおかげさまという感謝の気持ちも実感することでしょう。
そのためにも、私が頑張らなくちゃ！と思うわけですね。
起業するということは、自分の収入を100％お客様に依存するということでもあるのです。
この発想ができると、仕事が上手く流れはじめます。
自分の力だけで何とかしようとすることを緩めると、
・助けてくれる人が現れる
・紹介してくれる人が現れる
・ひと息ついて、体制を立て直す余裕が生まれる
…という風に、止まっていたエネルギーが動き始めます。
自分の力で何とかしなくちゃという考えが強すぎる方は、まず深呼吸をして、身体を緩めてみましょう。
ラッコのメイちゃんの脱力も参考に。
「自分に負ける」「逃げちゃダメだ！」 と、自分との戦いをしている間、鎧が強固になって、周りの人（見えない力も含めて）が手伝えません。
頑なになっている心をいったん緩め、誰かに弱音を吐いてみたり、助けて欲しいと伝えてみましょう。
それは負けではなくて、弱くて無力な自分もいるということを、自覚していくというプロセスです。
起業で大切なことは、完璧な自分であろうと頑張ることよりも、自分の弱さを認めて、助けを借りていくという勇気です。
「私は人の助けを借りるのが苦手です…」 と言う方ほど、家族や身近な人達から助けられていることに気づいていないことも多いのです。
お客様は、完璧なあなただからセッションを申し込むのではなくて、弱さも認めていて、他者と助け合い繋がって生かされている様子を見て勇気を得るものです。
私は、セラピストを始めた２年ぐらいの間は、とても打たれ弱かったです。
「向いていないんじゃないかな…」 と、すぐに辞めることばかり考えていました。
そんな時、私を救ってくれたのは、お客様からのメールでした。
辞めようかと思い詰めた時に限って、セッションで扱ったお悩みが解決したというご報告が届き、「もう少しがんばろう」 と勇気を振り絞る。それを繰り返しました。
あるとき、「もう、結局がんばるって思い直すんだから、辞めることを考えるのをやめよう」 と決めてからは、一度も考えていません。
いつまでもいつまでも同じことで悩み続けることって、案外、難しいのです。
悩みは気力と体力を使いますし、いい加減、飽きてきますから。
このブログを読んでいる皆さんには、自分と戦うのではなく、自分で自分を応援するという方法を身に着けていただけたら、嬉しく思います。
さて、しばらくぶりでしたが、今月はオンライン瞑想会を開催します。水曜の夜と、土曜の午前でご用意しました。
詳しくはこちらのページをご覧くださいね。
それでは、素敵な一日を。
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