心の在り方を変えることで、世界が変わるということを数日に渡ってお伝えしてきています。
特に、職場の人間関係というご相談を受けて、とらえかたの参考になるようにブログ記事を書き進めてきました。
ひと昔前、リーダーと言えば力で引っ張るような強い人、優れた人、勇敢な人というイメージでしたよね。
私もそういうリーダーを目指さないといけないと思っていたのですが、そもそもそれは能力的に無理そうです。(笑)
理想の自分に対し、至らない自分のことを気にしていました。
気にしているので、たいして努力していない(ように見える)人が周囲から助けられるのを見ると、心がザワザワして仕方ありませんでした。
この感情はセラピストになってから山ほど向き合って、自分の中にあった思いに気づき、癒すことを繰り返しました。
①勉強をしっかりしていい子でいれば愛されるはず
②勉強をしない妹・弟のほうが可愛がられているのが理不尽だ
…の2点です。
要するに、私、がんばっているのに認められず可哀そうだと思っていました。
ところが社会に出ると、理不尽なことだらけですね。(笑)
そして、完璧でないリーダーの方が周囲から愛され、慕われているという事実を見るたび、どこを向いて努力すれば良いのか混乱したものです。
こんなリーダーの形もあるのかと驚く体験をいくつかするうちに、万能で何でも素晴らしく出来る人でなくても、よきリーダーはたくさん存在するもののだと気づきました。
参考になったひとつに、経営者の父の教えがあります。
昔、二人の皇帝がいた。
一人の皇帝は心優しく、部下はこの皇帝のために命を投げ出そうと戦い、勝利した。
もう一人の皇帝は鬼のように怖く厳しく、部下は震え上がり、生きて帰りたいと全力で戦って勝利した。
どちらの皇帝もありなのだ…という話だったのです。
この時、私は経営者像についても自分なりだけが正解と思っていたことに気づかされました。
特に日本人は調和を尊ぶ民族です。
完璧にできることより、周囲の和を乱さないことのほうが、全体の調和に貢献することが多いかもしれません。
当時の若き私は、正しくないことは指摘して正すことが正論だと思っていました。
けれど、相手が耳を閉ざしてしまったら正論ではなくなるのだと知人に諭されて、はじめて別の視点を得たように思います。
今、時代は、ますます調和の時代へ向かっています。
周囲と調和しながら生きていく力をつけていきましょう。
その過程では、不調和も経験するでしょう。
調和は、不調和の先に得られるものだから、不調和を経験することも順調なプロセスです。
何より、誰かが仕事を上手くできないことが悩みということは、自分ひとりや、ごく身近な家族だけの人生ではなく、社会に参加しているからこそですね。
がんばっている自分を、みんなを、優しく認め合う世界を一緒に作っていきましょう。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
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