私達は瞬間ごと、条件反射的に何かを比較したり、ジャッジしたりしてしまいがちです。
条件反射なので、無意識のうちに瞬間的にで起きてしまいます。
そのために、無意識の反応に気づき、意識上に移動させていけるように、目の前で起きた出来事をヒントにしていくことができます。
数年前、クライアントのA氏とカフェに入ったときのことです。
パーテーションの向こうで、大きな声で同僚に怒りをぶつけている男性がいました。
それを聞いたA氏、「朝からあんなに怒らなくてもいいのに…」 と呟きました。
私はすかさず、こう問いかけました。
「あの男性を怒っていると捉えたのは、Aさんの中に怒っている気持ちがあるからなんです。最近、何かに怒っていませんでしたか?」
A氏 「…。あ!そうだ! 先週、離島へセミナー受講に行ったとき、カリキュラムも内容もゆるくて、自分が講師だったらもっとこうするのに…ってイライラしてたんだよ。」
私 「それですね。Aさんは講師として離島へ行ったのではなくて、
受講者として参加されたのですよね。
だったら、その場は講師のものなので、自分が主催者や講師だったらこうするのに…と思う必要はないんです。
ただ、いち受講者として楽しんでしまえば大丈夫です。」
A氏 「あぁ~そうか。いつも自分がその立場だったら…って考えては、状況にイライラしてたなぁ。レストランでも、いつもそんな風に考えてるよ。 あれ…。あのおじさんが、静かになってるー!」
そうなのです。A氏の中で、イライラや怒りの感情が手放せた瞬間、カフェで大声を出していた男性は黙ってしまいました。
店内には、ただ静かで穏やかな空気が漂っています。
(私はこうしたパラレルワールドに入った瞬間、軽い耳鳴りのような感覚を得ることがよくあります。)
相手に対して、「もっとこうするべきだ」 とジャッジするときは、その原因となる出来事がもっと以前に起きていて、未解決になっているということに気づくチャンスです。
だから、ここはまず目の前のことはいったん脇へ置いておいて、
いつ、どの出来事にこだわりを残しているのかを探してみましょう。
目の前の現象は、データがプリントアウトされて見つかった誤字のようなもの…(極端な例えを使うならば)という感じなのです。
データそのものを正さない限り、誤字がプリントされ続けます。
だから、目の前でデータのミスを教えてくれている相手は、実は素晴らしきメッセンジャーです。




まずはそこまでを実践して体験してみてくださいね。
明日も引き続き、心の在り方を変えて現実が変わったという実例をご紹介していきます。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
豊かさを生み出すオンライン瞑想会
Zoomを利用してオンラインの瞑想会を開催します。
第一回は豊かさを生み出すことをテーマに瞑想をします。
お申込みページはこちらです。
メールマガジンはこちらです。(購読お申し込み後、確認メールが届きますのでメールボックスをご覧ください。)