どんな時も、「人は変えられない」 という反面、「自分は変えられる」 という原理があります。
実際に、目の前の出来事が自分ごとだと捉えることができたとき、どんな変容が起きたかという実際のケースをご紹介していきます。
ケースA
何度注意をしても、同じことを相手が繰り返してしまう。そのせいで、業務に二度手間が発生し、効率が悪いし、迷惑をかけられている。
………
この時、事実は、「相手が同じことを繰り返していること」 です。
では、自分の感情について、どんな風に受け取ったかについて、見つめてみましょう。
たとえば、
私の伝えていることが無意味に思えてしまう。
私の言葉をスルーされているように感じる。
私の存在をないがしろにされているように感じる。
私をバカにされているように感じる。
…といった風に、どう感じているかを明らかにしてみましょう。
(ノートに書き出すと、いちばん整理できます。)
もちろん、これらは無力感や無価値感など、それぞれに呼び方はありますが、大事なことは、心で感じている言葉を見つけることです。
これは自分が感じたことであって、相手がそう思ってしたかどうかは別のことです。
まず、相手が同じ間違いを繰り返すことと、ないがしろにされるということは分けて考えていきます。
さらに、対策を考えてみましょう。ここまでやらないと、ただ分析しただけでは、事象に変化は起きにくいです。
相手に分かる言葉で伝えられていない場合
実際にあったケースをお話しましょう。
私の妹は極度の方向音痴で、待ち合わせ場所でうまく合流できないことがあります。
私は道順の説明が得意なので、これ以上、何を工夫すれば良いだろうか?と考えていました。
あるとき、妹が、「道路はぜんぶ同じに見えるから、お店を目印にする」 と言ったのです。
「お店って変わることあるよね。どうするの?」
「そしたら、また新しいお店を目印にする。」
私の伝える「何本目の角を右」は、妹には分からない表現だったのです。
これ以降、妹に道案内をするときは、ストリートビューでお店を調べ、店名や看板を目印に伝えるようにしたことで、妹は道に迷わなくなりました。
相手が同じ間違いを繰り返す場合、伝えた言葉が相手に理解できていないことがあります。
だから、なぜ伝わらなかったかを考察すれば、改善することが見つかる例ですね。
相手に 「どうせまたできないでしょうけど…」 と無言のプレッシャーをかけている場合
このケースは簡単です。相手の存在を祝福しつくすことです。
人は、否定されていそう…というエネルギーを敏感にキャッチします。
自分から発するエネルギーが相手を否定していれば、それに応じた結果を手にします。
相手が悪いように見えることであっても、まず自分から発したエネルギーを見直して、変えてみることです。
よくあるご相談の事例では、「息子にお金を貸しても戻ってこない」 と怒っている母親のケースがありました。
「どうせ返さないでしょうけど」 と思いながら貸しているとのこと。
その結果、息子さんは、その思いに応えていたのです。(笑)
叱る役割を担当することをやめて土俵から降りる
これはちょっと分かりづらいかもしれませんが、「自分が相手を何とかしないといけない」 という思いをいったん止めてみましょう。
何とかしないと、育てないと…という思いは、相手にも自分にも苦しさを与えることがあります。
また、その役割を演じる担当を辞めてみると、誰か別の人が新たな担当となって、叱ることを受け持ってくれることが往々にしてあります。
怒られる人は、「怒られるオーラ」 を放っています。
そのエネルギーを出している限り、どこででも怒られるような出来事に出あっているでしょう。
ですが、どんな人も、自分の力で 「変わりたい」 と本気で思うまでは、そうして繰り返していくものなのです。
そして、相手が繰り返しているパターンを自分こそが卒業させるぞ!と例え思ったとしても、当人がそう思うかどうかは、他者にはコントロールできないことなのですね。
だったら、自分の人生、楽しいことを考える時間を増やしてみましょう。
それでは今日のまとめ。



特に祈り尽くしてみると、本当に現実が動きます。
対人関係のお悩みがある方は、ぜひ、やってみてくださいね。
同様のご報告事例はたくさんあります。
明日も実例をご紹介していきますので、考え方の参考にしてみてくださいね。
過去記事ですが、こちらも参考にどうぞ。
明日も引き続き、心の在り方を変えて現実が変わったという実例をご紹介していきます。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
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