今日から 「悲しみ」 をテーマにお話していきます。
悲しみもまた、怒りと同様に、抑圧してしまいがちな感情のひとつで、自分でも気づかないうちに溜め込んでしまいがちです。
悲しみと怒りは表裏一体なので、
・怒っていると思っていたら本当は悲しかった
・悲しいと思っていたら本当は怒っていた
…といったことが起きていることが多いのですね。
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さて、悲しみがなぜ起きているかと考察してみると、
「いつまでもこの幸せが続くものだと思っていたのに…」
といった言葉からも伺えるように、
これもまた怒りと同様に、自分が期待したことと異なる結果が起きたときと関係していることが分かります。
こうして自分で自分の気持ちに気づかないうちに、どんどん感情は心の奥へしまい込まれていきます。
すると、「ショックでした」 「びっくりしました」 という風に、感情が代名詞化されて、あいまいになっていくのです。
その代名詞の奥には、必ず感情があります。
セッションの中で私から問いかけをしていくと、ご本人が驚くほど豊かな感情があふれ出てきます。
そう、まるで源泉を掘り当てる感じです。
まずは、「私、悲しんでいるんだな」 と、自分の気持ちに気がつくことから始めましょう。
そうですね、ちょっとステレオの針が触れて動くような、「ピクッ」 と心のメーターが動く感覚をスルーしないで、敏感であるようにしてみてください。
お顔を見ていると実に雄弁に表現されているのですが、ご自分では気づきにくいのかもしれません。
自分が、怒っている・悲しんでいる・喜んでいる・楽しんでいる…と、まずは喜怒哀楽に気がつくことが、内なる自分と繋がりなおしていく秘訣です。
感情を感じることは、悪ではありません。
むしろ、人として、とても美しいと私はいつも感じています。
感情に対して鈍いと自覚がある方は、「感情は悪」 という思い込みをいったん脇へ置いてみてくださいね。
今日はまず悲しみの第一回として、「まず悲しんでいることに気づく」 についてお話しました。
次回は、「いつから悲しみを封印したか探す」 についてお話しますね。
なぜ毎日、感情についてお話しているかというと、自分を知る一番のきっかけになるからです。
日々を楽しく生きるのに、自分を知っていくことが近道です。
また、セラピストの方は、自分の心や思考の傾向を知っておくことで、クライアントのご相談に自身のバイアス(偏向)を混ぜることなくニュートラルにお話を聴くことができます。
自分を知ることは、一生続く旅です。
取り組めば取り組むほど、人生に自由が増えていきますよ。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~
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