久々に心にドカンと来た映画。
『BIUTIFUL』。
バルセロナを舞台に、闇社会で生きる男が、末期癌で余命二か月と宣告され、残された時間を愛する子供達のために生きることを決意するというストーリー。
普通なら、このあらすじを読んで、「泣ける映画」と思うでしょうが、この映画は違う。
「生きる」ことへの、生生しさがリアルすぎて、心が痛くてしょうがない。
声や表情、音、視線、全てが体に突き刺さる。
でも、その分、生きることへの「美しさ」も際立つ。
久々に、「考えさせられる」映画ではなく、「考えてしまう」映画でした。
観て良かった。
主役のバルデムのあの表情は忘れられない。素晴らしかった。イニャリトゥ監督にも拍手です。